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動作温度最大105℃のシリアルEEPROM、システム設計の柔軟性を向上STマイクロ M24シリーズ/M95シリーズ

STマイクロエレクトロニクスの「M24シリーズ/M95シリーズ」は、動作温度範囲を最大105℃まで広げたシリアルEEPROMである。産業機器やスマート照明システム、無線通信モジュールなどの用途に向ける。

» 2015年04月06日 13時00分 公開
[EDN Japan]

 STマイクロエレクトロニクスは2015年4月、動作温度範囲を最大105℃まで広げたシリアルEEPROM「M24シリーズ/M95シリーズ」を発表した。産業機器やスマート照明システム、無線通信モジュールなどの用途に向ける。

 新製品は、インタフェースとしてI2Cに対応したM24シリーズと、SPIに対応したM95シリーズがあり、メモリ容量(2〜512kビット)やパッケージの種類(SO8NまたはTSSOP)によって、合計34製品を用意している。従来品に比べて動作温度範囲を拡張したことで、より過酷な環境での利用を可能とするなど、システム設計の柔軟性を高めた。

シリアルEEPROM「M24シリーズ/M95シリーズ」の外観

 M24シリーズ/M95シリーズの書き込み速度は4msと速く、クロック周波数は最大20MHzである。書き換え回数は最大400万回まで保証している。また、内蔵されたトレーサビリティ用デバイス認識コードを始め、シリアル番号や識別子、トレーサビリティなどの機密情報を保護する書き込みロック可能なページも備えている。

 M24シリーズ/M95シリーズはすでに量産を開始している。価格はメモリ容量が2kビットでSO8NまたはTSSOP8の「M24C02-DRE」の場合、1000個購入時の単価が約0.09米ドルである。

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