日本テキサス・インスツルメンツは、1個のコイン電池で20km超の通信距離を可能にした、SimpleLink サブギガヘルツ帯ワイヤレスマイクロコントローラ「CC1310」を発表した。
日本テキサス・インスツルメンツは2015年11月、1個のコイン電池で20km超の通信距離を可能にした、SimpleLink サブギガヘルツ帯ワイヤレスマイクロコントローラ「CC1310」を発表した。IoT製品に低消費電力な長距離無線通信を簡単に実装できる。
CC1310は、低消費電力の無線通信機能により、建物やFA、ワイヤレスセンサーネットワークなどのアプリケーションに最大20年の電池動作時間を提供できる。スリープ時の消費電流は0.6μAで、ベンチマークテスト「ULPBench」で158のスコアを達成。1個のコインセル電池で、20km以上の通信距離を可能にした。
315MHz/433MHz/470MHz/500MHz/868MHz/915MHz/920MHzの各ISM帯域向けを用意し、4×4mm、5×5mm、7×7mmのQFNパッケージで供給する。
現在は、868MHz/915MHz/920MHzの各ISM帯域向け製品と7×7mmのQFNパッケージ製品を提供中。1000個購入時の単価は「CC1310F32」が2.80米ドル、「CC1310F64」が3.20米ドル、「CC1310F128」が3.60米ドルである。評価モジュールキット「CC1310EMK」の単価は、99米ドルとなっている。
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