日本テキサス・インスツルメンツは、車載インフォテインメントシステムへのNFC機能搭載を簡素化する、NFCトランスポンダ製品「RF430CL33OH-Q1」を発表した。ペアリング、接続、NFC対応のWPSをワンタップで実行できるという。
日本テキサス・インスツルメンツは2015年12月、車載インフォテインメントシステムへのNFC機能搭載を簡素化する、NFCトランスポンダ製品「RF430CL33OH-Q1」を発表した。業界で初めて、AEC-Q100車載規格認定を取得したという。
RF430CL33OH-Q1は、Bluetooth/Bluetooth Smart/Wi-Fi向けのOOB(Out of Band)アソシエーションモデルを使用している。これにより、NFC対応のスマートフォンやタブレットと車載インフォテインメントシステム間のSSP(Simple Secure Pairing)を可能にした。乗車の際、ペアリングや接続、NFC対応のWPS(Wi-Fi Protected Setup)をワンタップで実行し、特定のドライバ設定を構成するため、複雑な手動操作手順が不要になるとしている。
NFCインタフェースは、診断データ向けの安全な設定やサービスインタフェースとしても使用が可能。106キロビット/秒(kbps)、212kbps、424kbpsおよび848kbpsの各データレートをサポートし、柔軟性の高い通信機能を提供できる。
1000個購入時の単価は0.26米ドル。同製品を搭載したNFC製品設計に役立つターゲットボード「RF430CL330HTB」は、単価19米ドルで提供する。
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