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消費電力1.5W以下のデュアルチャンネルRFPALマキシム SC2200

Maxim Integrated Productsは、基地局のシステム効率を向上させる、デュアルチャンネルRFパワーアンプリニアライザー(RFPAL)「SC2200」を発表した。2チャンネル動作時の消費電力は1.5W以下で、消費電力を最大70%削減できるという。

» 2016年05月31日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Productsは2016年5月、基地局のシステム効率を向上させる、デュアルチャンネルRFパワーアンプリニアライザー(RFPAL)「SC2200」を発表した。

 小規模セルMIMOやアクティブアンテナ、分散アンテナのほか、2つの異なるシンプレックス帯域が必要なシステムでの用途に向くという。

2チャンネル動作時の消費電力1.5W以下

 SC2200は、698M〜2700MHzの2〜4G規格(FDD/TDD)と1.2M〜60MHzの信号帯域幅に対応する。2チャンネルをフルで動作させた場合の消費電力は1.5W以下で、バックオフで動作する37dBmのパワーアンプに比べ、消費電力を最大70%削減できる。

 ボード占有面積は最大1平方インチで、他のデジタルプリディストーション(DPD)ソリューションの約1/8に小型化。部品コストは、他のDPDシステムに比べて最大50%削減できるという。

SC2200による通信ネットワークのイメージ

 また、プリアンプと1.8V単一電源を内蔵し、さまざまなパワーアンプのアーキテクチャや技術、パワーレベルに対して最適な動作を可能にした。TD-LTE/FD-LTEを含む、2G/3G/4Gシステムにも対応。10、13、15.36、19.2、20、26、30.72MHzの外部クロックもサポートした。

 11×11mmのSAWN QFNパッケージで、動作温度範囲は−40〜100℃である。

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