京セラコネクタプロダクツは、0.35mmピッチの基板対基板用コネクタ「5857」シリーズを発売した。狭ピッチ、低背製品ながら高い堅牢性を持ち、同社独自の接点構造により、振動や落下衝撃に強い製品となっている。
京セラコネクタプロダクツは2015年9月、スマートフォンやウェアラブル機器などに搭載する0.35mmピッチの基板対基板用コネクタ「5857」シリーズを発売した。0.35mmピッチの狭ピッチ基板対基板用コネクタで、嵌合(基板間)高さ0.7mm、奥行き寸法1.9mmの省スペースコネクタとなっている。上面を金具で覆うことで、狭ピッチ、低背化による強度低下を補い、嵌合時の位置ずれによる破損を防ぐことができる。金具に覆われた上面のフラットな形状は、誘い込みを滑らかにし、嵌合を容易にするという。
5857シリーズは、両端の金具を電源用として使用すれば、極数を削減し、省スペース化に寄与できる。片側最大3Aの通電が可能で、金具は、基板との剥離強度を強化する固定金具としての機能も備えた。
接点部には、同社独自の「挟み込み接点形状」(2点接点)を採用。振動や落下衝撃などに強い構造となっている。また、集中荷重を上げて異物を排除(ワイピング効果)する機構を施したプラグコンタクトの形状により、高い接触信頼性を持つ。
サンプル単価は100円/セット(36極)で、RoHS指令・ハロゲンフリー対応品だ。
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