オムロン オートモーティブエレクトロニクスは2016年9月、車載環境下においても高精度に脈拍測定できる非接触脈拍センサーのプロトタイプを開発したと発表した。同センサーは、2016年10月4〜7日まで幕張メッセで開催されている「CEATEC JAPAN 2016」に展示されている。
オムロン オートモーティブエレクトロニクスは2016年9月、車載環境下においても高精度に脈拍測定できる非接触脈拍センサーのプロトタイプを開発したと発表した。
今回開発した生体センシング技術は、人体に電波を当てて、同社独自のアルゴリズムで処理することで脈拍値として出力する技術。ドライバーの体表面に電波を送信し、当たって戻ってきた電波を受信することで、血管が脈を打つときに体表面上で発生する約100μm以下の変位を検出する。この信号を独自のアルゴリズムにより脈拍信号として抽出することで、脈拍値として出力するという。非接触で測定できるため、体にセンサーを装着する必要がなく、リアルタイムに健康状態を把握できるのだ。
同社はリリース上で、「これまで開発した、AI技術を用いて運転手の状態をリアルタイムに判定するセンサーや、手首だけで1拍ごとの血圧値を連続で測定するウェアラブルセンサーなどと併用することで、ドライバーの外観状態と体の内部特性の両面からドライバーの健康状態をモニターし、より高精度な以上を検出することが可能」と語る。
同センサーは、2016年10月7日まで幕張メッセで開催の「CEATEC JAPAN 2016」に展示されている(EE Times Japan:AIで進化した卓球ロボットが今年も登場!)。
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