リニアテクノロジーは、1.5Msps/チャンネルの逐次比較レジスタ(SAR)型16ビットA-Dコンバーター「LTC2320-16」を発売した。8つの同時サンプリングチャンネルを搭載している。
リニアテクノロジーは2016年12月、1.5Msps/チャンネルの逐次比較レジスタ(SAR)型16ビットA-Dコンバーター「LTC2320-16」を発売した。8つの同時サンプリングチャンネルを搭載し、完全差動のユニポーラまたはバイポーラのアナログ入力信号に加えて任意の入力信号にも対応。真の差動入力は8.192VP-Pとなっており、レール・トゥ・レールの入力同相範囲を備えた。ナイキスト周波数までの入力信号をサンプリングする際、信号対ノイズ比82dB、同相除去比102dBを維持する。幅広い入力帯域に対応するため、750kHzのナイキスト周波数までの入力信号をデジタル化できる。
2チャンネル単位で使用する場合、最大4つの外部レファレンスにより内部レファレンスをオーバードライブさせてアプリケーションの入力範囲に最適化できる。入出力電圧は1.8〜2.5Vで、3.3Vもしくは5Vの単一電源で動作する。CMOSまたはLVDSのSPI互換シリアルインタフェースも装備した。
8チャンネル以外に1、2、4チャンネル製品もそろえ、温度グレードは民生用/工業用/車載(−40〜125℃)用の3種類がある。パッケージは7×8mmの52ピンQFNで、スペースが制約される産業用機器や医療機器、通信システムなどに対応する。
1000個購入時の単価は16.50米ドルから。各種販売代理店から購入できるとした。
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