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5A対応0.4mmピッチ基板対基板/対FPCコネクターパナソニック R4SPシリーズ

パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは、最大5Aの通電を可能にした、0.4mmピッチ基板対基板/基板対FPCコネクター「P4SP」シリーズを発表した。電源用の端子数を削減し、産業機器や民生機器の小型化に対応する。

» 2017年06月19日 09時00分 公開
[EDN Japan]

最大5Aの高電流通電に対応

 パナソニック オートモーティブ&インダストリアルシステムズは2017年6月、最大5Aの通電を可能にした、0.4mmピッチ基板対基板/基板対FPCコネクター「P4SP」シリーズを発表した。電源用の端子数を削減し、産業機器や民生機器の小型化に対応する。

0.4mmピッチ 高電流対応コネクター「P4SP」

 独自の材料加工技術を採用し、全ての端子が最大1Aの通電に対応。5端子で最大5Aの通電が可能で、電源用の端子数を同社従来製品に比べて24端子削減できる。電源端子を任意の場所に配置できるため、基板上の配線設計の自由度が向上するという。また、電源用と信号用を1つのコネクターに統合することも可能で、コネクターの使用員数の低減にもつながる。

従来品との比較(通電容量と端子数)

 接触抵抗は40mΩと低く、各種情報端末や音響機器などのアナログ信号伝送時の信号減衰を抑えることができる。端子数は10〜100で、定格電圧は30V、定格電流は電源用1.0A、信号用0.5A、全端子数で合計12A以下。温度範囲は−55〜85℃となる。

 一般的に基板間接続用コネクターは、機器内の電源供給用と信号伝送用に使用されるが、電源供給用には最大5Aの高電流対応が必要となる。従来品の1端子あたりの通電容量は0.3Aで、高電流に対応するには複数の端子、コネクターが必要とされ、基板上のスペースが大きくなるという課題があった。

従来品との比較(端子の配置例)

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