光通信機能を搭載したFPGAアクセラレータボード:アバールデータ APX-AA10L1
アバールデータは、FPGAアクセラレーションに光通信機能を搭載した、FPGAアクセラレータボード「APX-AA10L1」を発売した。40Gビット/秒の高速通信が可能な光モジュールを2チャンネル搭載し、高速で分散処理、結合処理ができる。
FPGAアクセラレータボード「APX-AA10L1」
アバールデータは2017年8月、FPGAアクセラレーションに光通信機能を搭載した、FPGAアクセラレータボード「APX-AA10L1」を発売した。40Gビット/秒の高速通信が可能な光モジュールを2チャンネル搭載し、高速で分散処理、結合処理が行える。ビッグデータの高速処理ボードとして、データセンターなどのシステムで活用できる。
アクセラレータ処理には、インテルのFPGA「Arria 10 GX」を搭載。1152ピンパッケージのためマイグレーションに対応し、ニーズに合った機能を搭載できる。メモリとして72ビットのDDR4 SDRAMを2系統、外部バスとして8Gビット/秒のPCI Express(以下、PCIe)3.0 Gen3を8レーンそろえた。
電圧は12Vで、電流は5.5A。0〜50℃の温度範囲に対応する。PCIe LowProfileのため、ラックマウント向けの装置に組み込むことが可能だ。現在出荷中で、価格はオープンとなっている。
APX-AA10L1のブロック図
- ハーフカードサイズにMAX 10搭載したFPGAボード
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- 小型化するFPGAがモバイルシステムにもたらす利点
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- CCIX技術と広帯域メモリを搭載した16nm FPGA
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- FPGAの検証手法はどうあるべきなのか
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- FPGA設計の消費電力を見積もる
FPGAを最終製品へ搭載する例が増加している。その場合、FPGAの利点を生かして設計期間を短縮するには、論理設計と並行して回路基板の設計を行う必要がある。このとき重要になるのが、設計初期段階におけるFPGAの消費電力の見積もりである。本稿では、この見積もりをより正確に行うための手法について解説する。
- SLVSインタフェースをFPGAで活用せよ
SLVSは、データ信号を高速かつ低消費電力で伝送する用途において、LVDSに替わって利用される機会が増加しているデータ伝送規格である。FPGAにSLVSを実装する場合には、LVDSを実装する場合とは異なるさまざまな知見が必要になる。本稿では、SLVSの概要と、FPGAにおける応用例を紹介する。
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