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出力電流300mAの小型LDOレギュレーター東芝 TCR3UGシリーズ

東芝デバイス&ストレージは、IoT(モノのインターネット)モジュールやウェアラブル端末、スマートフォンなど向けに、出力電流300mAの小型LDOレギュレーターIC「TCR3UG」シリーズを発表した。バイアス電流0.34μAの低消費電流を可能にしている。

» 2017年10月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

バイアス電流0.34μAの低消費電流を達成

 東芝デバイス&ストレージは2017年9月、IoT(モノのインターネット)モジュールやウェアラブル端末、スマートフォンなど向けに、出力電流300mAの小型LDOレギュレーターIC「TCR3UG」シリーズを発表した。バイアス電流0.34μAの低消費電流を可能にした。

小型LDOレギュレーターIC「TCR3UG」シリーズ

 出力電圧は0.8〜5.0Vの範囲で31種類をそろえた。入力電圧は1.5〜5.5Vで、ドロップアウト電圧は140mV。リップル圧縮度は70dB(0.8V出力時)、負荷過渡応答はΔVOUT=60mVで、トレードオフ関係にあるリップル圧縮度と負荷過渡応答性能を両立した。

 0.645×0.645mmの小型WCSP4Fパッケージを採用し、機器の小型、薄型化に対応する。他に、過熱保護、過電流保護、突入電流抑制などの各種保護機能を内蔵した。

 オプションでオートディスチャージに対応し、用途に応じて選択できる。既に量産出荷を開始している。

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