東芝デバイス&ストレージは、IoT(モノのインターネット)モジュールやウェアラブル端末、スマートフォンなど向けに、出力電流300mAの小型LDOレギュレーターIC「TCR3UG」シリーズを発表した。バイアス電流0.34μAの低消費電流を可能にしている。
東芝デバイス&ストレージは2017年9月、IoT(モノのインターネット)モジュールやウェアラブル端末、スマートフォンなど向けに、出力電流300mAの小型LDOレギュレーターIC「TCR3UG」シリーズを発表した。バイアス電流0.34μAの低消費電流を可能にした。
出力電圧は0.8〜5.0Vの範囲で31種類をそろえた。入力電圧は1.5〜5.5Vで、ドロップアウト電圧は140mV。リップル圧縮度は70dB(0.8V出力時)、負荷過渡応答はΔVOUT=60mVで、トレードオフ関係にあるリップル圧縮度と負荷過渡応答性能を両立した。
0.645×0.645mmの小型WCSP4Fパッケージを採用し、機器の小型、薄型化に対応する。他に、過熱保護、過電流保護、突入電流抑制などの各種保護機能を内蔵した。
オプションでオートディスチャージに対応し、用途に応じて選択できる。既に量産出荷を開始している。
ノイズレベル6.5μVrms未満のLDOレギュレーター
消費電流を0.35μAに抑えたLDOレギュレーター
リニアレギュレーターで電力を安定化するには
性能向上が続くLDOレギュレータ、 高PSRR品や高速過渡応答品が新登場
LDO型リニアレギュレータで実現する定電流源
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