金属テールのアナログタイプ4線式タッチパネル:NKKスイッチズ FTシリーズ
NKKスイッチズは、アナログタイプ4線式タッチパネル「FT」シリーズに金属テールを追加した。金メッキ金属テールを採用したことで接触信頼性が向上した他、1mmピッチの小型コネクターに対応した。
NKKスイッチズは2017年10月、アナログタイプ4線式タッチパネル「FT」シリーズに、金属テールを追加したと発表した。金メッキ金属テールを採用したことで接触信頼性が向上した他、1mmピッチの小型コネクターに対応し、面実装コネクターの選定が可能になった。
「FT」シリーズの金属テール 出典:NKKスイッチズ
端子が1.25mmピッチ8ピンから1mmピッチ4ピンへと細くなり、基板の小型化や薄型化に対応する。テール材質にポリイミドを採用し、従来のPETに比べて曲げ耐久性などの強度や耐熱性が向上した。
画面サイズは、5.7型、6.5型、8.4型、10.4型、12.1型、15型に加え、10.6型、12.1型、15.6型のワイドサイズ、19型の大型サイズもそろえた。また、LCDの狭額縁タイプにも対応し、タッチパネルも狭額縁化した。
参考価格は、タッチパネルが1798円から1万3098円、コントロールボードが3623円(いずれも税別)。正確な操作が必要とされる、医療、FA、計測機器などに搭載できる。
- ガラス1枚にセンサーを成膜した薄型タッチパネル
SMKは、ガラス1枚の表裏面にセンサー(ITO電極)を成膜した静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch」を発表した。従来のガラス2枚構成のセンサーに比べ、狭額縁化、薄型化、軽量化、材料費削減につながる。
- 静電容量方式タッチパネル、高耐環境性に対応
富士通コンポーネントは、高耐環境性に対応した車載用静電容量方式タッチパネルを発表した。従来の抵抗膜方式より軽快な操作性で、ニーズに合わせたカスタム設計にも対応する。
- 銅メッシュセンサーを使用した静電容量タッチパネル
SMKは、銅メッシュセンサーを利用した静電容量方式タッチパネル「Wing Touch MM」を開発した。透明導電膜ITOセンサーに比べて抵抗値が低く、導電性が高いため、タッチ入力の検出精度や反応速度を向上できる。
- タッチパネル技術の最新動向を追う
「iPhone」や競合製品により、その利便性に対するユーザーの認知度が高まったこともあって、タッチパネルを備えた機器がますます普及しつつある。タッチパネルにはさまざまな方式があるが、それぞれに長所と短所が存在する。本稿では、現在も広く利用されている抵抗膜方式と、注目度がますます高まっている静電容量方式の最新技術について解説するとともに、コントローラICベンダーの新たな取り組みなどを紹介する。
- タッチパネルの原理
- 電子機器の競争力を高めるセンサー技術
スマートフォンやタブレット端末に代表される最新の電子機器には、さまざまなセンサーが搭載されている。電子機器の競争力を高めるには、これらのセンサーから得た信号を有効活用した機能を搭載する必要がある。本稿では、タッチパネルや温度センサー、撮像素子といった各種センサーの特徴と、それらのセンサーが出力する信号を処理するのに最適なICを紹介する。
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