XMOSは2017年12月、2チャンネル全二重音響エコーキャンセラー(AEC)をサポートするボイスプロセッサ「XVF3500」を発表した。複雑な音響環境でも、対象となる音声を正確にキャプチャーする。
XMOSは2017年12月、2チャンネル全二重音響エコーキャンセラー(AEC)をサポートするボイスプロセッサ「XVF3500」を発表した。複雑な音響環境でも、対象となる音声を部屋全体から正確にキャプチャーして、クラウドベースの音声認識システムに入力できる。
XVF3500は、コンフィギュラブルAECレイテンシをサポートし、AECレファレンス信号の正確な測定と調整ができる。これにより、アフターマーケット製品として、既存の家電製品向けのファーフィールドオーディオアクセサリーを開発できる。
バージイン機能を搭載しており、音声の再生デバイスを中断または一時停止できる。他に、話者の追従が可能な適応型ビームフォーマーを含む高度な音声デジタル信号処理(DSP)に対応。残響除去やオートゲイン制御、ノイズ抑制により、騒々しい環境下でも鮮明な音声対話を可能にした。
同社は同製品と併せて、ファーフィールドリニアマイクロフォンアレイソリューション「XK-VF3500-L33」VocalFusionステレオ評価キットも発表。2018年1月にアメリカのラスベガスで開催される「CES」でこれらを公開する予定だ。
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