SPS導入のためのセンシングソリューションキット:オンセミ SPSDEVK1
オン・セミコンダクターは、同社のスマートパッシブセンサー(SPS)を迅速に導入できるセンシングソリューションキット「SPSDEVK1」を発表した。プラグアンドプレイに対応し、さまざまなIoT(モノのインターネット)アプリケーションのデータを測定、集約、分析できる。
オン・セミコンダクターは2018年1月、IoT(モノのインターネット)アプリケーション向けに、同社のスマートパッシブセンサー(SPS)を迅速に導入できるセンシングソリューションキット「SPSDEVK1」を発表した。プラグアンドプレイに対応し、さまざまなIoTアプリケーションのデータを測定、集約、分析できる。
センシングソリューションキット「SPSDEVK1」
SPSDEVK1は、UHF SPSリーダーハブ(SPSDEVR1-8)、8個のUHFアンテナ(SPS1DEVA1-W)、50個の温度センサー(SPS1T001PCB)、12VのDC電源、イーサネットケーブルで構成される。また、SPSの読み取り専用に開発された「TagReader」ソフトウェアも含まれる。
TagReaderソフトウェアは、接続しているタグの種類を自動的に検知し、時間の経過ごとのセンサーデータをグラフィック形式で読み込む。GUIを使用することで、測定プロセスに関連する全てのシステムパラメーターを必要に応じて設定および再設定できる。
同キットの活用により、複数のベンダーからIoTソリューションを調達する必要がなくなる。さらに、SPSセンサーを導入することで、NFCでは困難だった長距離での読み取りが可能になるため、バッテリーが不要になるとしている。
- 温度ロガー向けNFCスマートセンサーIC
amsは、追跡機能を備え、使い捨てが可能なスマートラベル用NFCセンサータグおよびデータロガーIC「AS39513」を発表した。30mAhの電池1つで、1年以上にわたってタイムスタンプ付きの温度データを記録できる。
- ウェアラブル機器向けのセンサーソリューション
Maxim Integrated Productsは、光学式パルスオキシメーターおよび心拍センサー「MAX86140」「MAX86141」と、心電図(ECG)および生体インピーダンス(BioZ)アナログフロントエンド(AFE)「MAX30001」を発表した。
- EMV準拠の決済カードを可能にするソリューション
インフィニオンテクノロジーズは、EMV(Europay, MasterCard, Visa)準拠の決済カードやスマートウェアラブルの開発を容易にするソリューション「SECORA Pay」を発表した。接触型およびデュアルインタフェース型のEMVセキュリティコントローラーとEMVアプレットを組み合わせた。
- 電波方式を用いた移動体検知センサーモジュール
富士通コンポーネントは、24GHz帯電波のドップラー効果を活用した、移動体検知センサーモジュール「FWM7RAZ」シリーズを発表した。外部環境の影響を受けにくい電波方式を採用し、外気温と検知対象の温度差が少ない状況でも確実に検知できる。
- 産業用IoT向けのダイナミックNFCタグIC
amsは、産業用IoT(モノのインターネット)向けに、ダイナミックNFCタグIC「AS3956」を発表した。NFCフォーラム仕様に準拠したNDEFメッセージングプロトコルをサポートし、NFC対応携帯電話との相互運用性を備えている。
- 環境発電に適した蓄電デバイス
環境発電では、安定的に供給されるとは限らない自然エネルギーなどをエネルギー源として用いる。そのため、キャパシタや2次電池などを使って、電気エネルギーを貯蔵することが重要になる。本稿では、環境発電を利用するアプリケーションの例として無線センサーネットワークを取り上げ、それに適した蓄電デバイスについて説明する。
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