STマイクロエレクトロニクスは、ソフトウェア「X-CUBE-USB-PD」を発表した。多種多様な電子機器を設計する際に、最新のUSB Power Delivery(USB PD)機能や互換性に優れたUSB Type-Cコネクターを活用できる。
»2018年07月09日 09時00分 公開
[EDN Japan]
USB Power Delivery 3.0への移行を簡略化
STマイクロエレクトロニクスは2018年6月、同社のマイクロコントローラー上で、USB Type-Cポートマネジャー(TCPM)を実行可能にするソフトウェア「X-CUBE-USB-PD」を発表した。これにより、電源ハブやモバイルバッテリー、PC周辺機器の他、コードレス掃除機、ポータブルスピーカー、照明機器といった小型家電などの設計時に、最新のUSB Power Delivery(PD)機能や互換性に優れたUSB Type-Cコネクターを活用できる。
車載システム向けのUSB Power Deliverについて
USBの電力供給に関する仕様「USB Power Delivery」(USB PD)に対応した機器は今後、増加する見込みで、その利用シーンも拡大します。当然、自動車内でUSB PDを仕様するケースも生じてきます。そこで、車載システムにおけるUSB PD対応について考察していきます。
USB PDの評価
連載の最終回となる今回は、「USB PDの評価」に関して、PD(Power Delivery)のコンプライアンス試験や動作検証などのテストソリューションについて述べる。
ついにやってきたUSB Power Delivery(USB PD)とは
USB Power Delivery(USB PD)をご存じでしょうか? 100Wまでの給電を全てUSBケーブルで行ってしまうという新しいUSB規格。既にUSB PDの仕組みを搭載したPCも発売されています。ここでは、あらゆる機器の給電スタイルを一新する可能性のあるUSB PDがどのような規格で、どんなことができるかなどを解説していきます。