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US2Hパッケージのショットキーバリアダイオード東芝 CUHS10F60

東芝デバイス&ストレージは、電源回路の整流と逆流防止用途向けショットキーバリアダイオード「CUHS10F60」の量産出荷を開始した。2.5×1.4mmの小型、高放熱パッケージを採用し、熱設計を支援する。

» 2018年07月26日 09時00分 公開
[EDN Japan]

熱抵抗を従来比約50%低減

 東芝デバイス&ストレージは2018年7月、電源回路の整流と逆流防止用途向けショットキーバリアダイオード「CUHS10F60」の量産出荷を開始した。2.5×1.4mmの小型、高放熱パッケージを採用し、熱設計を支援する。

ショットキーバリアダイオード「CUHS10F60」

 新開発のUS2H小型表面実装パッケージを採用し、飽和熱抵抗を105℃/W(FR4基板実装時)に抑えた。ピン数は2。従来のUSCパッケージ製品「CUS10F40」に比べ、熱抵抗を約50%低くしている。

 また、同社の既存製品から特性も向上。CUS10F40と比べて絶対最大定格の逆電圧を40Vから60Vとし、印加可能な電圧範囲を拡大した。平均整流電流は1.0A。逆電流は最大40μA(逆電圧60V時)で、既存の「CUS04」と比べて約60%低減し、セットの省電力化に寄与する。

 端子間容量は130pF(逆電圧0V、周波数1MHz時)で、順電圧は0.56V(順電流1A時)としている。

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