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グローバルシャッター搭載の産業用CMOSセンサーキヤノン 3U5MGXSMAA、3U5MGXSCAA

キヤノンは、グローバルシャッター搭載のCMOSセンサー「3U5MGXSMAA」「3U5MGXSCAA」を発表した。全画素読み出し時のフレームレートは最大120フレーム/秒で、動く被写体もゆがみなく、正確な形状で撮像できる。

» 2018年10月10日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 キヤノンは2018年10月、全画素を同時に露光するグローバルシャッターを採用したCMOSセンサー「3U5MGXSMAA」「3U5MGXSCAA」を発売した。高速で動く被写体をゆがみなく正確に撮像でき、工場の部品検査用カメラやドローン搭載の空撮用カメラなど産業用途に適している。

約532万画素、読み出し速度120フレーム/秒

 3U5MGXSMAAは白黒、3U5MGXSCAAはカラーに対応。どちらも2/3インチで、有効画素数は約532万画素、ユニットセルサイズは3.4×3.4um。全画素読み出し時のフレームレートは最大120フレーム/秒で、動く被写体もゆがみなく正確な形状で撮像できる。

グローバルシャッター搭載のCMOSセンサー「3U5MGXSMAA」「3U5MGXSCAA」

 最大8領域のROI(Region of Interest)機能を搭載し、読み出す情報を制限してフレームレートを上げることができる。また、外部信号によって露光のタイミングを制御する、外部トリガー露光制御機能を搭載。工場の生産ラインなどでは、部品が特定の位置を横切ったタイミングで露光し、撮像できる。

 水平・垂直反転機能を採用しており、カメラの向きによらず、センサー側で見えやすい向きに画像を変換できる。180ピンのLGAパッケージで提供する。

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