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3D顔認識に対応する3Dイメージセンサーチップインフィニオン REAL3

インフィニオンテクノロジーズは、3Dイメージセンサーチップ「REAL3」ファミリーの新製品として、ToF技術をベースにした3Dイメージセンサーを発表した。スマートフォンの顔認識によるロック解除を容易にする。

» 2018年01月18日 09時00分 公開
[EDN Japan]

12×8mm未満のフットプリント

 インフィニオンテクノロジーズは2018年1月、3Dイメージセンサーチップ「REAL3」ファミリーの新製品として、ToF(Time-of-Flight)技術をベースにした3Dイメージセンサーを発表した。ドイツのpmdtechnolgiesと共同開発したもので、スマートフォンの顔認識によるロック解除を容易にする。

ToF技術をベースにした3Dイメージセンサーチップ「REAL3」

 REAL3チップは3万8000ピクセルを有し、各ピクセルに周囲光の影響を抑制するSBI(Suppression of Background Illumination)回路を搭載している。光源に波長940nmの赤外線を合わせ込み、不可視光線の照射を可能にした。

 フットプリントは12×8mm未満。受光部やVCSEL(垂直共振器面発光レーザー)による投光部が含まれるため、スマートフォンに実装できる小型のカメラモジュールを実現した。

 現在サンプルを提供しており、量産開始は2018年第4四半期の予定。ソフトウェアパートナー企業のSensible VisionとIDEMIAでは、ユーザーの顔検出および顔認証向けのアプリケーションソフトウェアを提供しており、デモを利用することができる。

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