最大5Gビット/秒対応の送差動伝送標準ケーブル:沖電線 HSDSケーブルシリーズ
沖電線は、デジタルインタフェースケーブルとして、さまざまな用途に使用できる差動伝送標準ケーブル「HSDSケーブル」シリーズを発表した。最大5Gビット/秒までの高速伝送に対応し、汎用性を高めた。
沖電線は2019年4月、デジタルインタフェースケーブルとして、さまざまな用途に使用できる差動伝送標準ケーブル「HSDSケーブル」シリーズを同月kara
発売すると発表した。差動伝送に対するケーブル構造の最適化を図り、高速伝送に対応したことで、汎用性を高めた。
左=差動伝送標準ケーブル「HSDSケーブル」シリーズ/右=可動配線用8対+5心の構造例
伝送レートは、最大5Gビット/秒まで対応。デジタルインタフェースの差動伝送技術である、1.923Gビット/秒のLVDS(Low voltage differential signaling)規格を超える速度に対応した。
固定配線用と可動配線用をそろえ、差動伝送ライン(高速ライン)は、2、4、6、8対を用意。制御ラインは両タイプとも5心。制御ラインを含め、多目的に使いやすい対心数構成とした。
使用温度範囲は−10〜50℃で、絶縁抵抗は1000MΩ・km以上、耐電圧は1分間AC500V。可動配線用の摺動耐久は1000万回以上で、可動機構への実装に対応する耐久性を備えた。
在庫化による即納と販売長10mからのカット販売にも対応し(10m単位)、必要な時に必要な量だけ購入できる。同社では、2020年度の販売目標を1億円以上としている。
- 最長100m伝送できる光ケーブルアセンブリ
日本モレックスは、最長100mの長距離伝送を可能にし、高解像度の非圧縮データを伝送できる「アクティブ光ケーブルアセンブリ」を発表した。インタフェース別に、「OptoHD」「OptoDP」「OptoUSB」の3種類をそろえた。
- FA機器の信号・データ伝送用基板対基板コネクター
フエニックス・コンタクトは、FA機器の信号・データ伝送用に、基板対基板コネクター「FINEPITCH」シリーズを発表した。0.8mmと1.27mmピッチを用意し、さまざまな極数とデザイン、スタッキング高さで、プリント基板をあらゆる方向へ接続できる。
- 小型低背の車載向け基板対ケーブルコネクター
日本航空電子工業は、車載用ECU向けに基板対ケーブルコネクター「MX77A」シリーズを発表した。小型、低背化を図りながら、こじりや嵌合(かんごう)時のロック強度など、厳しい車載スペックに対応できる強度を持つ。
- 1.5mmピッチコネクターにケーブル中継タイプ追加
ケルは、1.5mmピッチのドロワーコネクター「FAS」シリーズに、ケーブル中継タイプを追加した。ケーブル対ケーブルのコネクターで、任意の場所に3段階の時差接触を設定できる。
- 1端子にケーブル2本圧着できるドロワーコネクター
ケルは、1つの端子に2本のケーブルを圧着できる、5.08mmピッチのドロワーコネクターを発表した。従来のケーブル1本を圧着する端子に加え、ケーブル2本を圧着できる端子を備えている。
- 差動伝送路のケーブル・コネクターの選び方と設計上の注意
基板間や筺体間の通信に使用されるケーブルとコネクターに求められる特性やその選定方法、ピンアサインなどについて説明していきます。
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