EN60601-1準拠の医療用薄型180W Uチャンネル電源:XP Power UCP180シリーズ
XP Powerは、スペースに制約のある医療、産業、ITアプリケーション向けに、180W UチャンネルAC-DC電源「UCP180」シリーズを発表した。高さ29.5mm、占有面積107.6×62.8mmと薄型・小型のため、高密度設計に対応する。
XP Powerは2019年5月、スペースに制約のある医療、産業、ITアプリケーション向けに、180W UチャンネルAC-DC電源「UCP180」シリーズを発表した。医療用規格EN60601-1に準拠し、2つの患者保護手段(2x MOPP)を備え、4kVの絶縁性能と50μAの低リーク電流を提供する。
180W Uチャンネル電源「UCP180シリーズ」
高さ29.5mm、占有面積107.6×62.8mmと薄型・小型のため、高密度設計に対応する。12V、500mAのファン出力を内蔵し、外部ドライバ回路を不要にした。10CFMのエアフローを供給するファンと組み合わせると、負荷に対して180Wの電力供給が可能だ。電力密度は14.2W/in3。120Wとして供給する対流冷却用途にも対応できる。
IEC60950-1-1、IEC62368-1を含む追加承認、EN61000-4を満たすEMC性能を備え、ITEや産業用を含む幅広いアプリケーションに対応できる。
ラインアップは、12V、15V、18V、24V、28V、36V、48Vの単一出力を提供する7種類を用意。いずれも、85〜264VACのユニバーサル入力範囲を備える。無負荷時に、0.5W以下の消費電力で最大効率94%を提供する。
動作温度範囲は−40〜70℃で、強制冷却・伝導冷却いずれの用途でも、50℃以下でのディレーティングは不要だ。
- 医療向けAC-DC電源の30W、60W出力モデル
TDKは、医療機器、産業機器向けの自然空冷式AC-DCスイッチング電源「CME-A」シリーズに、30W出力の「CME30A」、60W出力の「CME60A」を追加した。サイズは50.8×76.2mmと小型で、同社の同容量の基板型電源に比べて面積を約30%削減した。
- 最小負荷電流が不要の基板型三出力AC-DC電源
TDKは、各チャンネルの最小負荷電流を不要にした基板型三出力AC-DC電源「CUT-J」シリーズを開発した。出力電力は35W、75Wの2モデルで、出力電圧は両モデルとも5V、12V、−12Vタイプと5V、15V、−15Vタイプをそろえた。
- 端子台カバーと本体を一体化したEMCフィルター
TDKは、電源ライン向けの単相用EMCフィルター「RSEV」シリーズを開発した。端子台カバーと本体を一体化し、全てのねじでセルフアップ構造を採用。部品の脱落や紛失を防止する。
- 従来比約30%小型化したAC-DCユニット型電源
TDKは、単機能タイプの小型AC-DCユニット型電源「RWS-B」シリーズに新製品として、1000W出力の「RWS1000B」と1500Wの「RWS1500B」を追加した。現行の同容量モデルと比べ、約30%小型化している。
- Qi認定の15Wワイヤレス充電トランスミッターIC
日本テキサス・インスツルメンツは、15Wワイヤレス充電トランスミッターIC「bq501210」を発表した。Wireless Power Consortium(WPC)のv1.2仕様に準拠し、Qi認定を取得している。
- 騒音ない医療機器向けAC-DC電源、最大効率94%
TDKは、医療機器向けAC-DCスイッチング電源「CME-Aシリーズ」を発表した。自然空冷方式を採用することで搭載機器の騒音を防ぐとともに、各種医用規格に適合。従来製品と比較して、大幅な小型化/高効率化を実現しているという。2016年6月から、量産開始の予定だ。
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