三相ブラシレスモーター用プリドライバIC:東芝 TC78B027FTG
東芝デバイス&ストレージは、三相ブラシレスモーター用プリドライバIC「TC78B027FTG」を発表した。自動位相調整機能と回転速度制御機能を内蔵し、高効率かつ高速回転を必要とする機器に適用できる。
東芝デバイス&ストレージは2019年10月、三相ブラシレスモーター用プリドライバIC「TC78B027FTG」の量産を開始した。独自の自動位相調整機能と回転速度制御機能を搭載し、サーバ冷却ファンやブロワーなど、高効率かつ高速回転を必要とする機器に適用できる。
三相ブラシレスモーター用プリドライバIC「TC78B027FTG」
TC78B027FTGは、FETを内蔵した「TC78B025FTG」のプリドライバタイプとして開発。独自のモーター駆動技術「InPAC」による自動位相調整機能を搭載し、幅広い回転域で効率を自動調整する。
また、モーター回転速度帰還による回転速度制御(クローズドループ)機能を内蔵している。内部非揮発性メモリ(NVM)で細かな速度プロファイルを設定可能で、電源電圧変動時や負荷変動時の回転速度変動を抑えることができる。外部FETのゲート駆動電流も内部NVMにより設定できるため、さまざまな外付けFETに対応する。
駆動方式は、正弦波駆動方式を採用。動作電圧範囲は5〜16Vで、−40〜+105℃の温度範囲で動作する。4×4×0.9mmのVQFN24パッケージで提供される。
- 600V三相ブラシレスモータードライバIC
東芝デバイス&ストレージは、三相ブラシレスモーター向け正弦波PWMドライバIC「TB67B000」シリーズに、600V耐圧、2A出力の「TB67B000AHG」を追加した。実装面積32.8×13.5mmのHDIP30パッケージで提供する。
- 実装面積が小さい電圧駆動型フォトリレー
東芝デバイス&ストレージは、電圧入力時の最大リミットLED電流を1mAに抑え、最大入力側電力損失が3.3mWの電圧駆動型フォトリレー「TLP3407SR」を発売した。パッケージは、実装面積が小さい小型のS-VSON4Tを採用した。
- 従来比27%小型化したDC電圧駆動型フォトリレー
東芝デバイス&ストレージは、2.0×1.45mmの小型S-VSONR4パッケージを採用したDC電圧駆動型フォトリレー「TLP34xxSRL」「TLP34xxSRH」シリーズ全5種を発売した。実装面積を従来比27%削減できる。
- 縮小光学系CCDリニアイメージセンサー発売
東芝デバイス&ストレージは、縮小光学系CCDリニアイメージセンサー「TCD2569BFG」の量産出荷を開始した。5340画素×3ラインのカラーイメージセンサーで、A4サイズの原稿を24本/mmの密度で読み取れる。
- 高効率駆動に対応した三相ブラシレスモーターIC
東芝デバイス&ストレージは、三相ブラシレスモーター正弦波コントローラーIC「TC78B041FNG」「TC78B042FTG」を発表した。独自の自動位相調整機能により、幅広い回転数で高効率化を達成する。
- PWM入力でモーター制御可能なプリドライバIC
東芝デバイス&ストレージは、車載ブラシレスDCモーターをPWM入力だけで制御するプリドライバIC「TB9062FNG」を発表した。バッテリー電圧に応じてDutyを補正する起動時自動Duty生成機能や、出力Dutyの急変を抑えて脱調を防止する機能を備える。
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