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5G対応、ミリ波帯向け積層バンドパスフィルターTDK MMCB2528G5T-0001A3

TDKは、基地局向け積層バンドパスフィルターの新製品「MMC」シリーズを発表した。5G(第5世代移動通信)NR(New Radio)の28GHz帯に対応する。

» 2019年12月05日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 TDKは2019年11月、基地局向け積層バンドパスフィルターの新製品「MMC」シリーズを発表した。5G(第5世代移動通信)NR(New Radio)の28GHz帯に対応する。同年10月より量産を開始している。

積層バンドパスフィルター「MMC」シリーズ

ミリ波の高周波で低挿入損失を可能に

 誘電体シートに回路を印刷して積層するモジュール化技術を使った低温焼成多層基板であるLTCC(Low Temperature Co-fired Ceramic)材料を独自開発し、ミリ波の高周波で低挿入損失を可能にした。また、高精度な積層工法を活用し、広帯域かつ高減衰性能を備える。

 フィルター中心周波数は28GHzで、スプリアス除去に適している。ミリ波帯の周波数変動などのばらつきを抑える端子構造を採用するほか、高シールド性能を有する。同シリーズの「MMCB2528G5T-0001A3」では、挿入損失が1.0dB、減衰量が30dB(22.1G〜24.68GHz)、群遅延は0.25ナノ秒。サイズは2.5×2.0×0.9mmで、動作温度は−40〜+85℃となる。

 5G基地局など、RF送受信回路部などの用途を見込む。

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