制御盤内を省スペース化する高密度IOシステム:フエニックス・コンタクト Axioline Smart Elements
フエニックス・コンタクトは、IOシステム「Axioline Smart Elements」の日本での販売を開始した。高密度に千鳥配列されたPush-in接続により、IOシステム全体の設置幅を約25%削減。制御盤内の省スペース化に貢献する。
フエニックス・コンタクトは2020年3月、IOシステム「Axioline Smart Elements」の日本での販売を開始した。
「Axioline Smart Elements」(スマートエレメントとバックパネル)
Axioline Smart Elementsは、プラグ式のスマートエレメントにIO機能を搭載。各種エレメントを組み合わせてバックプレーンのスロットに挿し込むことで、ブロック仕様のモジュール型IO機器「Axioline F」シリーズを拡張できる。
同システムの信号線接続部には高密度に千鳥配列されたPush-in接続が用いられており、上下に2種類スマートエレメントを設置することで、15mm幅に最大32点のIO信号を接続できる。従来の汎用IOシステムと比較すると、IOシステム全体の設置幅を約25%削減できるため、制御盤内の省スペース化に貢献する。
スマートエレメントは合計14種類あり、デジタル入出力、アナログ入出力、IO-Link、カウンター、エンコーダー、シリアル通信、安全入出力などから自由に組み合わせられる。バックプレーンモジュールは、4および6スロットタイプの2種類がある。
また、EtherNet/IPやModbus TCP、EtherCAT、PROFINET、PROFIBUS、SERCOS IIIといった各種産業プロトコルにも対応している。
- 96台の機器を接続するASi-5対応ASSP
ルネサス エレクトロニクスは、産業ネットワーク機器向けに、産業オープンネットワーク規格ASi-5対応のASSP「ASI4U-V5」を発表した。
- 最大8台のIO-Link機器を接続するゲートウェイ
フエニックス・コンタクトは、最大8台のIO-Link機器に接続可能なマルチプロトコル対応ゲートウェイ「IO-Linkゲートウェイ」を発売した。OPC-UAをはじめとする産業ネットワークから、IO-Linkデバイスへ接続できる。
- FA機器の信号・データ伝送用基板対基板コネクター
フエニックス・コンタクトは、FA機器の信号・データ伝送用に、基板対基板コネクター「FINEPITCH」シリーズを発表した。0.8mmと1.27mmピッチを用意し、さまざまな極数とデザイン、スタッキング高さで、プリント基板をあらゆる方向へ接続できる。
- IEEE 802.3bt対応のPoE接続機器
フエニックス・コンタクトは、PoE(Power over Ethernet)の新規格IEEE 802.3btに対応したPoE接続機器「PoEスイッチ」「PoEインジェクタ」「PoEスプリッタ」を発売した。
- IoT、M2M用途の産業用4Gルーター
フェニックス・コンタクトは、IoT、M2M用途の産業用4G LTEルーター「EW-50」の国内販売を開始した。−30〜+70℃と広い温度範囲で動作し、多様な接続方式に対応。充実したセキュリティ、ロギング機能も備える。
- Wi-Fi/Bluetooth同時接続を搭載したマルチ無線ゲートウェイ
ユーブロックスは、Wi-FiとデュアルモードBluetoothの同時接続をサポートする、マルチ無線ゲートウェイモジュール「NINA-W15」を発表した。Wi-Fi(IEEE 802.11 b/g/n)とBluetooth Low Energy、Bluetooth BR/EDRを同時にサポートする。
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