IEEE 802.3bt対応のPoE接続機器:PHOENIX CONTACT PoEフルラインアップ
フエニックス・コンタクトは、PoE(Power over Ethernet)の新規格IEEE 802.3btに対応したPoE接続機器「PoEスイッチ」「PoEインジェクタ」「PoEスプリッタ」を発売した。
フエニックス・コンタクトは2018年7月、PoE(Power over Ethernet)の新規格IEEE 802.3btに対応したPoE接続機器「PoEスイッチ」「PoEインジェクタ」「PoEスプリッタ」を国内で販売開始した。60Wまでの出力が可能になり、ギガビットや多ポートに対応できる。
左から「PoEインジェクタ」「PoEスイッチ(アンマネージド)」「PoEスイッチ(マネージド)」「PoEスプリッタ」
PoEスイッチは、複数ポートから60Wまでの出力供給、電源制御が可能で、ギガビットや8ポートに対応する。マネージドやアンマネージドの機能を有し、PoEスケジューリングやPoEウォッチドッグ、遠隔PoE制御、状態モニターなどが可能だ。
PoEインジェクタは、単一接続だがPush-inなどの端子接続形態、サージ保護機能、診断インジケーターによるシールド電流モニタリングなど、現場ニーズに応じた電源供給に対応する。
PoEスプリッタは、単一ケーブルで延長したPoE接続を通信と電源に分離し、非PoE対応機器を接続して、産業用24VDCを供給できる。
交通インフラ、ファクトリーオートメーション(FA)、ビルや照明などの制御管理システムなどでの活用を見込む。
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