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DDR5メモリモジュール用データバッファールネサス 5DB0148

ルネサス エレクトロニクスは、JEDEC準拠のDDR5メモリモジュール用データバッファー「5DB0148」を発売した。高速転送と低消費電力を特長とし、多くのメモリや帯域幅を必要とするデータセンター、高性能ワークステーション用途に適している。

» 2020年09月24日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ルネサス エレクトロニクスは2020年9月、JEDEC準拠のDDR5メモリモジュール用データバッファー「5DB0148」を発売した。現在、限定ユーザー向けにサンプルを出荷している。

DDR5メモリモジュール用データバッファー「5DB0148」

 5DB0148は、電源電圧1.1Vのデュアル4ビット双方向データバッファーだ。高速転送と低消費電力を特徴とし、多くのメモリや帯域幅を必要とするデータセンターやサーバ、高性能ワークステーション用途に適している。

DDR5 LRDIMMのPCBレイアウト向けにピン配置を最適化

 デュアル4ビットホストバスインタフェースとデュアル4ビットDRAMインタフェースを備え、ピン配置がDDR5 LRDIMM(Load-Reduced Dual Inline Memory Modules:負荷軽減メモリモジュール)のPCBレイアウト向けに最適化している。

 また、容量性負荷を削減し、データアライメントとシグナル回復技術を組み合わせることで、高負荷がかかるアイオープニング機構の性能を最大化する。DDR5モジュール規格を改善したことで、電源電圧が1.1Vに下がり、DIMM上の電圧調整が可能になった。SPDハブとI3Cなどの制御バス通信を用いるコントロールプレーンアーキテクチャの実装もできる。

 DDR5用LRDIMM向けソリューションとして、同社のレジスタクロックドライバ「5RCD0148」、パワーマネジメントIC「P8900」、SPDハブ「SPD5118」、温度センサー「TS5111」などとの連動が可能。同社のDDR向け製品群を利用することで、DDR4 LRDIMM(転送速度3200Mトランスファ/秒)を35%以上も上回る性能が期待できるとしている。

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