富士通セミコンダクターメモリソリューションは、最大125℃の高温動作を保証する4MビットFRAM「MB85RS4MTY」を開発した。動作温度−40〜+125℃の範囲で、10兆回のデータ書き換えを保証する。
富士通セミコンダクターメモリソリューションは2020年7月、最大125℃の高温動作を保証する4MビットFRAM「MB85RS4MTY」を発表した。評価用サンプルを提供中で、ADAS(先進運転支援システム)や産業ロボットなどでの利用を見込む。
同社は、2019年10月には125℃で動作可能な2MビットFRAM「MB85RS2MTY」を発売しており、今回発表したMB85RS4MTYは、メモリ容量を倍増した後継品となる。1.8〜3.6Vの電源電圧で動作するSPI(シリアルペリフェラルインタフェース)を搭載している。
動作温度−40〜+125℃の範囲で、10兆回のデータ書き換えを保証する。これにより、リアルタイムでのデータ記録に対応。0.03ミリ秒ごとにデータを書き換える場合で、10年間同じアドレスに記録し続けることができる。
125℃の高温環境でも、動作周波数50MHz時の最大動作電流が4mA、パワーダウン電流が最大30μAと消費電流を低く抑えた。パッケージは、5×6mmの8ピンDFNと208milの8ピンSOPを用意する。
最大125℃の高温動作を保証する2MビットFRAM
リアルタイムデータログに適した4MビットFRAM
温度上限を40℃拡大し125℃の高温に対応したFRAM
最大5MHz動作を可能にした4MビットのReRAM
BLE 4.2対応の小型ビーコンモジュール
EV/PHV車載充電器向け6.6kW交流負荷開閉用リレーCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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