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125℃で動作する車載、産機向け4MビットFRAM富士通セミコン MB85RS4MTY

富士通セミコンダクターメモリソリューションは、最大125℃の高温動作を保証する4MビットFRAM「MB85RS4MTY」を開発した。動作温度−40〜+125℃の範囲で、10兆回のデータ書き換えを保証する。

» 2020年08月03日 09時35分 公開
[EDN Japan]

 富士通セミコンダクターメモリソリューションは2020年7月、最大125℃の高温動作を保証する4MビットFRAM「MB85RS4MTY」を発表した。評価用サンプルを提供中で、ADAS(先進運転支援システム)や産業ロボットなどでの利用を見込む。

4MビットFRAM「MB85RS4MTY」

 同社は、2019年10月には125℃で動作可能な2MビットFRAM「MB85RS2MTY」を発売しており、今回発表したMB85RS4MTYは、メモリ容量を倍増した後継品となる。1.8〜3.6Vの電源電圧で動作するSPI(シリアルペリフェラルインタフェース)を搭載している。

−40〜+125℃で10兆回のデータ書き換え回数を保証

 動作温度−40〜+125℃の範囲で、10兆回のデータ書き換えを保証する。これにより、リアルタイムでのデータ記録に対応。0.03ミリ秒ごとにデータを書き換える場合で、10年間同じアドレスに記録し続けることができる。

 125℃の高温環境でも、動作周波数50MHz時の最大動作電流が4mA、パワーダウン電流が最大30μAと消費電流を低く抑えた。パッケージは、5×6mmの8ピンDFNと208milの8ピンSOPを用意する。

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