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端子間ピッチ0.3mmの基板対基板用コネクター日本航空電子工業 WP56DKシリーズ

日本航空電子工業は、端子間ピッチ0.3mmの電源端子付き基板対基板接続用コネクター「WP56DK」シリーズを発売した。従来品よりもピッチが0.05mm狭く、接触信頼性と堅牢性が高いため、スマートウォッチなどの小型端末に適している。

» 2020年09月29日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本航空電子工業は2020年9月、端子間ピッチ0.3mmの電源端子付き基板対基板(FPC)接続用コネクター「WP56DK」シリーズを発売した。従来品よりもピッチが0.05mm狭く、スマートウォッチなどの小型端末に適している。

基板対基板接続用コネクター「WP56DK」シリーズ

固定金具兼用の電源端子で極数減

 WP56DKシリーズは、従来品「WP66DK」シリーズと比べてピッチを0.05mm狭くしつつ、従来通りホールドダウン(固定金具)を電源端子と兼用して極数を抑えることで、コネクターの小型化、狭ピッチ化のニーズに応えている。

 さらに、嵌合(かんごう)面と吸着部のモールド部分に備えた保護金具により、嵌合時の破損を抑えて、堅牢性を高めている。接触信頼性の高い2点接点構造を採用し、保護金具の誘い込み構造と嵌合時のクリック感は、位置合わせと作業性を確実かつ良好にする。接点にはNiバリアを施すことで、はんだ上がりを防止している。

 極数は26極、製品幅は1.6mm、嵌合高さは0.6mm。定格電圧はAC、DCともに50Vで、耐電圧はAC250Vrmsだ。定格電流は信号端子が1極当たり0.3A、電源端子が1極当たり3.0A。絶縁抵抗は100MΩ以上で、接触抵抗は信号端子が70mΩ以下、電源端子が20mΩ以下となっている。挿抜寿命は30回で、使用温度範囲は−40〜+85℃だ。

 ウェアラブル端末のほか、スマートフォン、タブレット、ノートPC、デジタルカメラ、AR(拡張現実)やVR(仮想現実)用ヘッドセットなど、小型携帯機器全般に活用できる。

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