水やほこりに強いIP67準拠の室内空気質センサー:ルネサス ZMOD4410センサー
ルネサス エレクトロニクスは、室内空気質センサープラットフォーム「ZMOD4410」ファミリーに、防水防塵規格IP67に準拠した防水パッケージ品を追加した。キッチン、浴室、病室などで利用できる。
ルネサス エレクトロニクスは2020年12月、室内空気質(Indoor Air Quality:IAQ)センサープラットフォーム「ZMOD4410」ファミリーに、防水防塵規格IP67に準拠した防水パッケージ品を追加した。既に量産を開始している。
ZMOD4410センサープラットフォームは、機械学習ベースのアルゴリズムを利用して総揮発性有機化合物(TVOC)を検出し、IAQを監視する。揮発性有機化合物(VOC)の空中濃度、そこから推定される二酸化炭素濃度を監視可能で、不具合の原因になるシロキサン耐性も有する。
IP67準拠の室内空気質センサー「ZMOD4410」
防水パッケージ版には、疎水性と疎油性を兼ね備えた材料と独自の密閉構造を採用。開発者は回路基板にコンフォーマルコーティングを施せば、透湿性とVOCの透過性を維持しつつ、水分やほこりのある場所でも利用可能な防水モジュールを作製できる。サイズは3.0×3.0×0.9mm。
既存のZMOD4410ファミリーと同様、ニューラルネットワークによる学習済みファームウェアを活用することで、センシング性能の向上も期待できる。ファームウェア更新によるアップデートが可能。センシングシステム設計の自由度やコスト効率も高い。リリース済みのファームウェアにも対応する。
キッチン、浴室、病室など、水や油、ほこりにさらされやすい環境に使用するスマートHVACシステム、換気ファン、浴室の照明やスイッチ、ウェアラブル機器などに適する。
- ハンドルでのハンズオン検出用静電容量センサー
amsは、車載向け静電容量センサー「AS8579」を発表した。新たな静電容量技術を採用しており、従来のトルクセンサーを用いたステアリングロッドと比較して、より低コストで確実なハンドルでのハンズオン検出が可能になる。
- 厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー
amsは、厚さ0.65mmの薄型血中酸素飽和度センサー「AS7038RB」を発表した。リモート監視が可能で、イヤフォン、スマートウォッチ、リストバンドなどの小型製品や、パッチ、オキシメーターなどの医療機器に適している。
- 産業、医療、IoT向けのセンサーシグナルコンディショナーIC
ルネサス エレクトロニクスは、24ビットA-Dコンバーター搭載のセンサーシグナルコンディショナーIC「ZSSC3240」を発売した。最大540V/V対応のアナログフロントエンド、26ビットDSP、16ビットD-Aコンバーター、不揮発性メモリなどを搭載する。
- ガラスセンサー式の車載用大型曲面タッチパネル
SMKは、車載ディスプレイ向けの大型曲面カバーガラス付き静電容量方式タッチパネル「CapDuo Touch-S」を発表した。ガラスセンサーを採用し、車載スペックに対応できる信頼性とドライバーの視認性を確保している。
- 光学式の血圧モニターソリューション
Maxim Integrated Productsは、光学式血圧モニターソリューション「MAXREFDES220#」を発表した。光センサーとセンサーハブICで構成され、血圧モニターにおいてクラスII規格の要件に適合するモニター性能を提供する。
- X線検出向け統合センサーチップ
amsは、X線検出向け統合センサーチップ「AS5950」を発表した。従来の複雑なPCB基板をAS5950チップ1個と置き換えることにより、画像対ノイズ比の性能が大幅に高まるほか、CTスキャナーの材料や製造コストの削減にも貢献する。
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