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BMSでASIL-D準拠のデータ収集システムマキシム MAX17852

マキシム インテグレーテッド プロダクツは、車載バッテリーマネージメントシステムの電圧や電流、温度、通信においてASIL-Dに準拠したデータ収集システム「MAX17852」を発表した。

» 2021年02月22日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2021年2月、車載バッテリーマネージメントシステム(BMS)においてASIL-Dに準拠した14チャンネルのデータ収集システム「MAX17852」を発表した。既に販売を開始していて、1000個以上購入時の単価は7.52米ドルになる。

 同製品は、BMSの電圧や電流、温度、通信においてASIL-Dに準拠しており、高い安全性を有する。利得誤差が少ない電流検出アンプを用いていて、精度が高く時間的に整合した電流測定が可能になった。

「MAX17852」の使用イメージ

最大16%のスペース削減と20%のコスト低減

 室温で±0.45mV(typ)のセル電圧を測定でき、5〜40℃の温度範囲での誤差は最大±2mV。電流検出アンプの性能は±300mVで、最大256倍の利得設定および、0.3%の電流検出利得誤差を有する。

 また、内蔵した電流検出アンプにより、セル電圧および温度と併せて電流情報を取得するほか、検出部品としてホール効果センサーとシャント抵抗の両方を使用できる。さらに、電流検出アンプを内蔵することで、最大20%コストを低減する。

 動作温度範囲は−40〜+125℃。パッケージは64ピンのLQFPを採用し、最大16%の小型化により、基板スペースを節約する。

 評価キット「MAX17852EVKIT#」も提供し、単価は250米ドルに設定している。

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