テレダイン・ジャパンは、車載イーサネットのコンプライアンス試験自動化ソフトウェアに「QPHY-10Base-T1S」「QPHY-100Base-T1」「QPHY-100Base-T1-TDR」「QPHY-1000Base-T1-TDR」を追加し、車載イーサネットの各規格に対応した。
テレダイン・ジャパンは2021年3月、車載イーサネットのコンプライアンス試験自動化ソフトウェアのラインアップに「QPHY-10Base-T1S」「QPHY-100Base-T1」「QPHY-100Base-T1-TDR」「QPHY-1000Base-T1-TDR」を追加した。
今回のラインアップ拡充により、車載イーサネットの各規格、10Base-T1S(IEEE 802.cg)、100Base-T1(IEEE 802.3bw)、1000Base-T1(IEEE 802.3bp)、TC8(ECU Specification)に対応することとなった。
QPHY-10Base-T1S、QPHY-100Base-T1は、同社のオシロスコープを使用して「Transmitter Output Droop」「Transmitter Power Spectral Density」などの10Base-T1Sおよび100Base-T1の物理層コンプライアンス試験を自動で実施し、結果レポートを出力する。
QPHY-100Base-T1-TDR、QPHY-1000Base-T1-TDRは、同社のインターコネクトアナライザー「WavePulser 40iX」を使用して、100Base-T1および1000Base-T1のMDI(Medium Dependent Interface)のリターンロスを計測し、規格への適合性の合否を判定する。
また、コンプライアンス試験ソリューションとは異なるツールとして、テストフィクスチャー「TF-AUTO-ENET」を使用して上りおよび下りの信号を分離し、評価やデバッグを実施する「AUTO-ENET-TOOLKIT」も併せて発表した。イコライザーのシミュレーションやアイパターン、ジッターなどの解析機能を備えており、実装状態のデバッグが可能となっている。
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