IEEE 802.3ch MultiGBASE-T1対応オプション:ローデ・シュワルツ K88
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、車載Ethernet規格「IEEE 802.3ch MultiGBASE-T1」に対応した試験ソリューションとして、同社のオシロスコープ「R&S RTO」および「R&S RTP」に、新たなオプション「K88」を追加した。
ローデ・シュワルツ・ジャパンは2021年4月、車載Ethernet規格「IEEE 802.3ch MultiGBASE-T1」に対応した試験ソリューションとして、同社のオシロスコープ「R&S RTO」「R&S RTP」に、新たなオプション「K88」を加えたと発表した。
IEEE 802.3ch MultiGBASE-T1対応オプション「K88」
MultiGBASE-T1は、1000BASE-T1と異なり、シンボルレート1.4、2.8、5.6GHzによるPAM4変調を利用するもので、2.5G、5G、10Gビット/秒の転送速度に対応している。
K88をオプションとして追加したことで、R&S RTO K88およびR&S RTP K88は、IEEE802.3ch仕様の物理層(レイヤー1)に基づいた、MultiGBASE-T1対応のトランスミッター認証ソリューションになった。車載ネットワークやデータ送信への高速要求に対応する、IEEE802.3ch規格に準拠したコンプライアンス試験が実施できる。
また、両ソリューションは、最新のユーザーインタフェースを採用しており、テストのガイド機能や総合的なレポート機能を容易に利用できる。なお、両ソリューションともに既に販売を開始している。
- 車載イーサネットのコンプラ試験ソフトウェア
テレダイン・ジャパンは、車載イーサネットのコンプライアンス試験自動化ソフトウェアに「QPHY-10Base-T1S」「QPHY-100Base-T1」「QPHY-100Base-T1-TDR」「QPHY-1000Base-T1-TDR」を追加し、車載イーサネットの各規格に対応した。
- 5Gや高速無線を効率的に評価するOTAパワー測定
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、5Gや高速無線通信の機器を効率的に評価するソリューションを発表した。ビームフォーミングを搭載した機器のビームの指向性を確認できる。
- データセンター用の100Gリンクトレーニングツール
テクトロニクスは2016年10月、データセンター技術デバッグ用の100Gリンクトレーニングツールを発表した。同社のオシロスコープ「DPO70000SX」シリーズ向け拡張解析ソフトウェアとなる。
- IEEE 802.11axに対応したRF評価用測定器
アンリツは、ワイヤレスコネクティビティテストセット「MT8862A」について、新無線LAN規格IEEE 802.11axに対応したオプションを発表した。ネットワークモードで使用されている、主な無線LAN規格の全データレートで信号品質評価ができる。
- V2X車載機器の通信品質評価ソフトウェア
アンリツは、V2X(車車間、路車間通信)車載機器の通信品質を評価するソフトウェア「MX727010A」「MX727050A」「MV727050A」を発売した。日米欧のV2X車載機器の物理層測定と、日本方式のテスト項目評価ができる。
- TSN規格対応の車載情報通信向けEthernetブリッジIC
東芝デバイス&ストレージは、車載情報通信システムや産業機器向けに、Ethernet AVB規格対応のブリッジIC「TC9562」シリーズを発表した。システムの簡素化や複数インタフェースへの対応、低遅延データ転送を可能にしている。
- 13GHz、16GHz帯域幅のオシロスコープ
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、同社のオシロスコープ「R&S RTP」ファミリーから、13GHz帯域幅の「R&S RTP134」、16GHz帯域幅の「R&S RTP164」を発売した。
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