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ステッパモーター向けドライバモジュールMaxim TMCM-1321

Maxim Integrated Productsは、傘下のTRINAMIC Motion Controlによる1軸コントローラーおよびドライバモジュール「TMCM-1321」を発表した。ロボットおよびオートメーション機器の電力損失削減と高速化に貢献する。

» 2021年06月16日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 Maxim Integrated Products(マキシム インテグレーテッド プロダクツ)は2021年5月、傘下のTRINAMIC Motion Control(Trinamic)から、1軸コントローラーとドライバを1つに統合したモジュール「TMCM-1321」を発表した。低消費電力かつ小型で、ロボットやオートメーション機器の2相バイポーラステッパモーターに適している。Trinamicの正規販売代理店から提供中で、単価は119.40米ドルだ。

クローズドループ制御により電力損失を75%削減

 TMCM-1321は、直接フィードバックを利用したクローズドループ技術により、ステッパモーターの速度と軸間の同期を最適化し、自動的に電力損失を75%削減する。高度なS字型ランピングに加え、リニアランピングとTrinamic SixPointランピングを備え、実効伝達時間を高速化している。

1軸コントローラーおよびドライバモジュール「TMCM-1321」

 磁気エンコーダに加え、光エンコーダ用のデジタル入力を備える。さらに、RS-485インタフェースと統合開発環境「TMCL-IDE」を組み合わせることで、設計を簡素化する。大きさは28×28mmで、ステッパモーターサイズを従来の3分の1以下に縮小できる。

 動作供給電圧は9〜28V、相電流は0.7Arms、最大256マイクロステップの分解能を備える。

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