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» 2021年06月24日 11時00分 公開

直流電子負荷装置の用途と安心して使うためのポイント直流電子負荷の基礎知識(3)(3/5 ページ)

[TechEyesOnline]

POL(Point Of Load)DC-DCコンバーターの試験

 低電圧で駆動する高速デジタルLSIの電源電圧を安定させるために置かれるPOL(Point Of Load)DC-DCコンバーターの試験を行うには高速に動作ができる直流電子負荷装置が使われる。

 高速に変動する負荷に接続されたPOL DC-DCコンバーターを正確に試験するには配線の影響を少なくするための工夫が必要になる。また電源波形の観測に使うオシロスコープのプローブのアースリードを短くする工夫も必要になる。

 下図に示す試験システムではファンクションジェネレーターから負荷変動信号を与える仕組みになっている。オシロスコープで負荷変動による電圧変動を観測する。

図6:POL DC-DCコンバータの試験

太陽電池パネルの暴露試験

 屋外に設置された太陽電池パネルの劣化を試験するには太陽電池パネルは実際のパワーコンディショナー(太陽電池からの直流エネルギーを家庭などで利用できる交流に変換する装置)と同じ負荷動作をする直流電子負荷装置に接続される。この試験で使われる直流電子負荷装置にはMPPT(Maximum Power Point Tracking、最大電力点追従制御)機能が搭載されている。

 太陽電池パネルの暴露試験では周囲の環境の記録が行われる。

図7:太陽電池パネルの暴露試験

【ミニ解説】太陽光発電でのMPPT制御

 MPPT制御とは、太陽電池パネルが発電する時に出力電力を最大にする最適な電流×電圧の値(最大電力点、あるいは最適動作点)を自動で求める制御のことである。太陽光発電に使われるパワーコンディショナーはすべてこの機能が搭載されている。

 太陽電池は設置場所や天候により最適動作点が変動するが、MPPT制御により自動的に最大電力を得ることが可能になる。

図8:太陽光発電でのMPPT制御動作

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