システムクロックは、最高動作周波数が最も低いマイコンCに合わせて16MHzに設定する。ノイズ幅とクロック周期の比を統一するために、16MHzを超える周波数で動作可能なマイコンでも、16MHzで動作させる。この時のクロックソースは、外部回路の影響がないように、内蔵発振回路を使用する。
パッケージ上で、リセット端子の対面の最も遠い位置にある汎用IO端子を出力プッシュプルでハイレベルに設定する。
LED用の汎用IOは、最初に出力プッシュプルでローレベルに設定し、LEDを点灯状態にして3秒後に点滅をスタートする。これにより、3秒間LEDが点灯したらリセットがかかったと判断できる。正常な点滅間隔は0.5秒。
その他の条件は、マイコンの初期状態から変更しない。フローチャートの概要を図2に示す。
マイコンは評価用プログラムを実行させておき、ノイズシミュレーターから10ミリ秒間隔で対象の汎用IOにノイズを印加する。徐々にノイズ電圧を上げ(最大出力2000V)、LEDの点滅が異常点滅(点灯、消灯、周期の乱れた点滅など)になった時点の電圧を記録する。これを5回行う。
評価結果を表2に示す。
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