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高温環境向けリード形アルミ電解コンデンサー日本ケミコン GXMシリーズ

日本ケミコンは、通信インフラなどの高温環境で用いる電源向けに、リード形アルミ電解コンデンサー「GXM」シリーズを開発した。新開発の電極箔を採用したことで、同社従来品と比較して最大約1.7倍長寿命化し、静電容量も61%高容量化した。

» 2021年10月15日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 日本ケミコンは2021年10月、通信インフラなどの高温環境で用いる電源向けのリード形アルミ電解コンデンサー「GXM」シリーズを発表した。

高温度リード形アルミ電解コンデンサー「GXM」シリーズ

 GXMシリーズは、同社が新たに開発した電極箔を採用した。これにより、同社の高耐熱従来品「GXF」シリーズと比較して最大で約1.7倍長寿命化し、静電容量も61%高容量化している。

定格電圧範囲450Vまで対応

 通信基地局用途での需要が多い定格電圧420〜430Vに対応できるよう、定格電圧範囲は400〜450Vとなっている。従来のGXFシリーズは、400Vまでにとどまっていた。

 製品サイズ(直径×長さ)は10×20mm〜18×50mm。カテゴリー温度範囲は−40〜+125℃、静電容量範囲は15〜220μF(静電容量許容差±20%)、耐久性は125℃で5000時間を保証する(リプル重畳)。

 2022年1月からサンプル出荷を、同年7月から量産を開始する。同社の100%子会社であるケミコン東日本の岩手工場で量産する。

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