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車載向け高リップル耐性アルミ電解コンデンサー日本ケミコン HXFシリーズ

日本ケミコンは、AEC-Q200に準拠した車載向けの導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXF」シリーズを発表した。小型化かつ高リップル電流耐量を有し、+150℃における短時間使用も保証する。

» 2021年05月28日 09時09分 公開
[EDN Japan]

 日本ケミコンは2021年5月、AEC-Q200に準拠した車載向けの導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXF」シリーズを発表した。小型化かつ高リップル電流耐量を有し、自動車のインバーターや基地局電源など、高温度または高信頼性用途に適する。

 HXFシリーズは、電解液と導電性高分子を組み合わせたハイブリッド電解質および封口ゴムを採用し、低ESR性能に加え、信頼性と耐圧性を高めている。従来品の「HFE」シリーズと比べて、30%以上の小型化と高リップル電流化に成功した。+135℃の定格リップル電流は2300〜3300mArmsだ。

150℃300時間+135℃3000時間の耐久性

 温度範囲は−55〜+135℃だが、過酷な環境でも使用できるよう、+150℃における短時間使用も保証する。耐久性は、125℃または135℃で4000時間(リップル電流重畳)、もしくは150℃300時間に加え125℃または135℃で3000時間(リップル電流重畳)としている。

導電性高分子ハイブリッドアルミ電解コンデンサー「HXF」シリーズ

 定格電圧25〜63Vdc、静電容量33〜330μFをラインアップし、サイズは直径8×高さ10mmまたは直径10×高さ10mmだ。

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