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車載用ウィンドウバッテリーモニタリングICエイブリック S-191ExxxxSシリーズ

エイブリックは、車載用のウィンドウバッテリーモニタリングIC「S-191ExxxxS」シリーズの販売を開始した。動作温度範囲は−40〜+150℃で、車載ICの品質規格「AEC-Q100 Grade 0」に対応している。

» 2021年11月29日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ミネベアミツミは2021年11月、グループ会社のエイブリックが、車載用のウィンドウバッテリーモニタリングIC「S-191ExxxxS」シリーズの販売を開始したと発表した。

 動作温度範囲は−40〜+150℃で、車載ICの品質規格「AEC-Q100 Grade 0」に対応する。各種ストレス試験に合格しており、AT(Automatic Transmission)を制御するECU(Electronic Control Unit)やEGR(Exhaust Gas Recirculation)システムなどが用いられる過酷な高温環境下でも、信頼性の高い電圧監視が可能だ。

ウィンドウバッテリーモニタリングIC「S-191ExxxxS」シリーズ

動作時消費電流は0.9μA

 動作時消費電流は0.9μA。バッテリー直結で動作するため、常時センシングが求められるシステムの低暗電流化に寄与する。また、PPAP(生産部品承認プロセス)にも対応した。

 ECUの異常や機能停止の原因となる低電圧と、ECUの破損の原因となる過電圧の双方を検出する。モニタリングに加えて、高電圧をA-Dコンバーターに入力可能な低電圧に分圧して出力する電源分圧出力機能を搭載した製品もラインアップしている。

 入力電圧は3〜36V、低電圧検出範囲は4〜10V、過電圧検出範囲は16〜18V、検出精度は±2.0%。ヒステリシス幅は0%、5%、10%から選択できる。パッケージは2.0×3.0×0.5mmのHSNT-8(2030)を採用した。

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