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産業用通信向けTSN Ethernetスイッチファミリーマイクロチップ LAN9668

マイクロチップ・テクノロジーは、産業用オートメーションネットワーク向けのTSN Ethernetスイッチ「LAN9668」ファミリーを発表した。Arm Cortex-A7を採用した8ポートスイッチで、「TSN IEEE」規格に対応している。

» 2022年02月22日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 マイクロチップ・テクノロジーは2022年1月、産業用オートメーションネットワーク向けのTSN(Time Sensitive Networking)Ethernetスイッチ「LAN9668」ファミリーを発表した。

TSN Ethernetスイッチ「LAN9668」および4ポートギガビットEthernet PHYトランシーバー「LAN8814」 出所:マイクロチップ・テクノロジー

 同ファミリーは、産業用の「LAN9668-I/9MX」に加え、民生用の「LAN9668-9MX」もラインアップしている。いずれもArm Cortex-A7を採用した8ポートスイッチで、産業用通信に向けて「TSN IEEE」規格に対応した。

 具体的には、時刻同期に関する「IEEE 1588v2」「IEEE 802.1AS-2020」、ストリームごとのポリシングやフィルター処理に関する「IEEE 802.1Qci」、トラフィックシェーピングに関する「IEEE 802.1Qav」「IEEE 802.1Qbv」などに対応する。

LAN8814と組み合わせて使用可能

 LAN9668ファミリーは、同社の4ポートギガビットEthernet PHYトランシーバー「LAN8814」と組み合わせて使用できる。LAN8814は、IEEE 1588 v2やフレームプリエンプションといった最新のTSN要件に対応。両者を組み合わせることで、時刻同期やストリーム予約、セキュリティおよび管理の実装などが可能となり、開発期間を短縮できる。

 開発ツールでは、同社の「IStaX Linux」アプリケーションソフトウェアおよびネットワークオペレーティングシステム「VSC6817SDK」、Linuxネットワークオペレーティングシステム「SMBStaX」「WebSTaX」を利用可能。正規代理店経由でリファレンスデザインや評価用ボードを提供する。

 LAN9668/9MXおよびLAN8814/ZMXは、既に1000個単位での受注を開始している。

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