医療用カテーテル向け超低侵襲型圧力センサー:TE Connectivity IntraSense超低侵襲型圧力センサー
TE Connectivityは、カテーテルなどに組み込んで患者体内の圧力を正確に検知できる「IntraSense超低侵襲型圧力センサー」を発表した。カテーテルや生検ニードル、使い捨てスコープなどに適する。
TE Connectivityは2021年8月、カテーテルなどに組み込んで患者体内の圧力を正確に検知できる「IntraSense超低侵襲型圧力センサー」を発表した。
医療向け小型「IntraSense超低侵襲型圧力センサー」
IntraSense超低侵襲型圧力センサーは、カテーテルとチューブのサイズはそのままで、既存の機器に圧力センシング機能を追加できる。小型の低侵襲デバイスとして、カテーテルや生検ニードル、使い捨てスコープなどに適する。
センサーサイズは750×220×75μmで、1フレンチサイズ(0.3mm)のチューブや針に適合する。圧力範囲は絶対圧で460〜1260mmHg、ドリフトは24時間あたり2mmHg未満だ。供給電圧は2.4Vとなっている。血液や脊髄液などと直接接触可能で、体内のどの部位でも圧力を正確に検知して、医師にリアルタイムのデータを提供する。
カテーテルや針の先端、または側面に取り付けて使用する。センサーには最初からケーブルが取り付けてあるほか、抵抗MEMS技術とセンサーをカプセル化し、ワイヤとパッドの接合部を封入しているので、機器へ組み込みやすく、追加のゲルやシーリング剤も必要ない。
内視鏡アプリケーション向けに、光の感度を低減できるライトシールドもオプションで選べる。全ての部品は、液体中でテスト済みで、ロット間の繰り返し精度も高く、高品質に統合されたシステムを提供する。
- 産業、医療、IoT向けのセンサーシグナルコンディショナーIC
ルネサス エレクトロニクスは、24ビットA-Dコンバーター搭載のセンサーシグナルコンディショナーIC「ZSSC3240」を発売した。最大540V/V対応のアナログフロントエンド、26ビットDSP、16ビットD-Aコンバーター、不揮発性メモリなどを搭載する。
- 車載、IoT機器用の小型MEMS圧力センサーダイ
TDKは、±0.35%の長期精度安定性を備えた小型MEMS圧力センサーダイを発表した。1×1×0.4mmの「C33」シリーズと0.65×0.65×0.24mmの「C39」シリーズの2種で、車載機器やIoT(モノのインターネット)機器、民生機器に適している。
- 車用エンジンの振動に耐える高電圧コネクター
TE Connectivityは、大電流、高振動の車載環境に適した「IPT-HD パワーボルト高電圧コネクター」を発表した。EMC性能と組み立て効率を強化し、車両用モーターコントロールユニット、E-Axle、電気モーターに適する。
- 600M〜6GHzに対応、5GおよびセルラーLPWA向けアンテナ
タイコ エレクトロニクス ジャパンは2020年10月、5G、NB-IoT、LTE-M向けの新しいアンテナを発表した。600M〜6GHzの周波数帯域に対応し、IoT用セルラー機器での利用を見込む。
- 高効率のI/O用途向け放熱ソリューション
タイコ エレクトロニクス ジャパンは、I/O用途向けのサーマルブリッジソリューションを発表した。サーマルブリッジ構造のプレートギャップをほとんどなくすことにより、圧縮と熱伝達を最適化。従来の熱伝導技術と比べて最大2倍の熱抵抗を持つ。
- 最大56Gビット/秒 PAM-4対応の基板コネクター
タイコ エレクトロニクス ジャパンは、最大28Gビット/秒 NRZと56Gビット/秒 PAM-4のデータ伝送速度に対応した「SFP+スタック式両面基板コネクター」を発表した。縦型ラッチ機能を備え、4列の両面基板用途に対応する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.