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トライラジオ対応の無線モジュールユーブロックス MAYA-W2

ユーブロックスは、Wi-Fi 6、Bluetooth 5.2、IEEE 802.15.4を利用できる「MAYA-W2」トライラジオモジュールを発表した。産業オートメーションやスマートホームなどIoTアプリケーションに適する。

» 2022年05月27日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 ユーブロックスは2022年5月、IoT(モノのインターネット)アプリケーションでWi-Fi 6、Bluetooth 5.2、IEEE 802.15.4を利用できる「MAYA-W2」トライラジオモジュールを発表した。産業オートメーション、スマートビルディング、エネルギー管理、医療、スマートホームなど、産業用や消費者用アプリケーションに適する。同年6月から、同モジュールと評価キットのサンプル提供を開始する予定。

トライラジオモジュール「MAYA-W2」 出所:ユーブロックス

Wi-Fi 6をはじめ、Bluetooth LE 5.2やThreadにも対応

 MAYA-W2は、モジュール1つで、Wi-Fi 6、Bluetooth Low Energy(LE)5.2、IEEE 802.15.4(ThreadおよびZigbee)をサポートする。サイズは10.4×14.3×1.9mmで、動作温度は−40〜+85℃。実効輻射電力はWi-Fiが18dBm、Bluetoothが20dBmだ。

 4製品をラインアップし、アンテナピン、U.FLコネクター、PCBアンテナのいずれかを備える。「MAYA-W1」Wi-Fi 4モジュールとフットプリント互換性を有し、Wi-Fi 4デバイスを容易にアップグレードできる。

 オープンソースのLinux、Android、FreeRTOS用ソフトウェアドライバーを、BSP(ボードサポートパッケージ)またはSDKに含むため、統合とテストの簡略化が可能で、開発期間の短縮に貢献する。ハードウェアは、専用の評価キットのほか、M.2カードを介して「NXP i.MX開発ボード」などホストプラットフォームに接続することで容易に検証できる。

 Wi-Fi 6は、混在したエリアでも高いネットワーク効率、低レイテンシ、広い通信範囲を可能にする。Threadは、IPベースの低消費電力メッシュネットワークを提供する。さらに、Bluetooth Classicと、Bluetooth LE Audioを含むBluetooth LEをサポートするため、複数の異なるオーディオストリームの同時配信、複数のオーディオストリームの同時受信、複数ユーザーへのオーディオストリームのブロードキャストに対応する。

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