1000サイクル対応コイン形リチウム二次電池:マクセル CLB640
マクセルは、コイン形リチウム二次電池「CLB640」を開発した。外径6.8mmと小型ながら標準容量が13mAhと大きく、約1000回の充放電サイクル特性を有している。
マクセルは2022年9月、コイン形リチウム二次電池「CLB640」を開発したと発表した。標準容量が13mAhと大きいほか、約1000回の充放電サイクル特性を有している。
コイン形リチウム二次電池「CLB640」 出所:マクセル
同製品は、同社従来品の「CLB740H」をベースに電極搭載量を最大化したほか、電極構成を最適化した。これにより高容量になり、1000サイクル使用後の容量維持率は80%以上に達している。
外径が6.8mm、高さが4.0mm(満充電時)と小型で、重量は0.4g。公称電圧は3.8Vとなる。充電条件は定電圧値が4.2V、温度が0〜45℃、放電条件は終止電圧が3.0V、温度が−20〜+60℃となっている。
小型のウェアラブルデバイスやIoT(モノのインターネット)デバイスでの用途に適する。
- 2セルリチウムイオン電池向け保護IC
日清紡マイクロデバイスは、2セルリチウムイオン電池向けの保護IC「NB7200」シリーズのサンプル受注を開始した。高精度の過充電検出電圧モニターや過放電検出電圧モニターを搭載し、精度が向上している。
- バッテリー駆動製品の電源設計を簡素化するPMIC
シリコン・ラボラトリーズは、PMIC「EFP01」シリーズを発表した。入力電圧範囲は0.8〜5.5Vで、3つの出力レールと4つの出力電圧を搭載しており、基板面積の縮小化と設計簡略化につながる。
- パワーセービング機能搭載のバッテリー保護IC
エイブリックは、4セルおよび5セル直列用バッテリー保護IC「S-82B4/B5」「S-82C4/C5」シリーズを発売した。パワーセービング機能が機器保管時の暗電流を抑制するほか、外付け部品点数の削減と小型パッケージにより基板の小型化に貢献する。
- BS端子搭載の1セルバッテリー保護IC
エイブリックは、BS端子を備えた1セルバッテリー保護IC「S-82R1」「S-82S1」シリーズの販売を開始した。BS端子により、急速充電中でもバッテリー電圧をモニタリングできる。
- 高精度な過電流検出が可能なバッテリー保護IC
エイブリックが、2セル直列用バッテリー保護IC「S-82A2A/B」「S-82B2A/B」シリーズの販売を開始した。外付けの電流検出抵抗を用いており、精度の高い過電流検出が可能だ。
- 車載向けバッテリーマネジメントIC
インフィニオン テクノロジーズは、車載向けバッテリーマネジメントIC「TLE9012DQU」「TLE9015DQU」を発表した。バッテリーセルのモニタリングやバランシングに適する。
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