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動作温度45℃に対応した1310nm帯半導体光増幅器アンリツ AA3T115FYB

アンリツは、中心波長1310nmで動作温度45℃に対応した半導体光増幅器「AA3T115FYB」の販売を開始した。高利得、低偏波依存利得が特長で、データセンターネットワークに使用する光トランシーバーなどに適する。

» 2022年10月03日 09時00分 公開
[EDN Japan]

 アンリツは2022年9月、中心波長1310nmで動作温度45℃に対応した半導体光増幅器(SOA)「AA3T115FYB」の販売開始を発表した。高利得、低偏波依存利得が特長で、データセンターネットワークや受動光ネットワーク(PON)など、光通信システムに使用する光トランシーバーやプリアンプに適する。

半導体光増幅器「AA3T115FYB」 出所:アンリツ

利得は17dB、偏波依存利得は1.5dB

 AA3T115FYBは、SOAチップを大きさ1.1×2.0mmの窒化アルミニウム(AlN)製キャリアに取り付けたチップキャリアタイプの製品だ。シリコンプラットフォームなどと組み合わせて、小型の光トランシーバーを構成できる。45℃における利得は17dB、偏波依存利得は1.5dB、消費電力は0.18Wとする。

 光信号を増幅できるSOAは、ネットワーク機器間を結ぶ光トランシーバーモジュールの構成要素の1つだ。ファイバー増幅器と比べて小型で省電力のため、ネットワークトラフィックと共に増える消費電力への懸念や、光トランシーバーの長距離伝送化に対応できる。

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