ハイエンド向け汎用アクセラレーター:エヌエスアイテクス DR4100
エヌエスアイテクスは、ハイエンド向け汎用アクセラレーター「DR4100」を発表した。自動運転をはじめとした車載用途やスマートファクトリー向けの産業用途など、幅広い分野に適用できる。
エヌエスアイテクスは2022年11月、ハイエンド向け汎用アクセラレーター「DR4100」を発表した。RISC-V Vector Extension v1.0に対応した「Vector Extension」によるデータ並列性や、スカラプロセッサによるタスク配列性を有する。
処理性能は、400GFLOPS、1.6TOPS。開発環境では、OpenCL、SYCLといったヘテロジニアスマルチコア向けの環境に対応した。アプリケーションの開発を容易にする。
自動運転をはじめとした車載用途やスマートファクトリー向けの産業用途など、幅広い分野に適用できる。
なお、DR4100の製品化にあたっては、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の委託業務の成果を活用した。
ハイエンド向け汎用アクセラレーター「DR4100」の構成 出所:エヌエスアイテクス
- ビジョンAIアクセラレーター搭載MPU
ルネサス エレクトロニクスは、同社独自のビジョンAIアクセラレーター「DRP-AI」を搭載したMPU「RZ/V2MA」を発売した。1TOPS/Wクラスの消費電力でAI処理ができるほか、各種画像処理用にOpenCVアクセラレーターも内蔵する。
- エントリーレベルのエッジAI向け最新SoM
NVIDIAは、エントリーレベルのエッジAIやロボティクス向けに、新しいシステムオンモジュール「Jetson Orin Nano」を発表した。演算性能が最大40TOPSで、前世代の「Jetson Nano」と比べて最大80倍向上している。
- 車載向けセキュアマイクロコントローラー
NXPセミコンダクターズは、車載向けセキュアマイクロコントローラー「NCJ37x」を発表した。暗号化アクセラレーターや電子攻撃への耐性を備え、CCCやパッシブNFCインタフェースプロトコルをサポートしている。
- Intel Agilex搭載のFPGAアクセラレーター
Bittwareは、IntelのFPGA「Agilex」を搭載し、PCIe 5.0とCXLに対応したFPGAアクセラレーター「IA-860m」「IA-440i」「IA-640i」を発表した。高性能コンピューティング、ストレージなどへの利用を見込む。
- 次世代自動車向けリアルタイムプロセッサ
NXPセミコンダクターズは、ソフトウェアデファインドビークル向けリアルタイムプロセッサ「S32Z」「S32E」ファミリーを発表した。ソフトウェアの統合を簡素化し、効率的かつ安全な次世代自動車の開発に貢献する。
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