ユーブロックスは、車載用途向けのGNSS測位モジュール「u-blox ZED-F9L」を発表した。最大動作温度は105℃で、「NavIC」など6種の衛星群を同時に利用できる。測位精度は、サブメートル級となっている。
ユーブロックスは2023年4月、車載用途向けのGNSS測位モジュール「u-blox ZED-F9L」を発表した。最大動作温度は105℃で、車載用電子部品規格「AEC-Q104」に準拠した。
L1およびL5バンド信号を用いて、「NavIC」など6種の衛星群を同時に利用できる。測位精度はサブメートル級で、継続的な提供が可能だ。従来のGNSSモジュール「ZED-F9K」とはピン互換性を備え、より高精度なRTK技術へのアップグレードに対応する。
GNSS測位に加え、IMUデータや車両ダイナミクス、ホイールティックにも対応した。これらを組み合わせることで、GNSSサービスを利用できない場合でも、車両の位置や向きを測定できる。
また、妨害電波対策やセンサーベースのアンチスプーフィング技術といったセキュリティ機能を備える。低遅延の50Hz出力レート、マルチ出力などの機能も搭載。車両ルーフ内のテレマティクス制御ユニットやスマートアンテナといった用途に適する。
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