アンリツ、5Gミリ波向け試験対応チャンバーを開発:CATR Anechoic Chamber 2 MA8172B
アンリツは、5G(第5世代移動通信)ミリ波2 AoA RRM試験に対応したチャンバー「CATR Anechoic Chamber 2 MA8172B」を開発した。3GPP規格に準拠した2基の基地局と、携帯端末が通信する電波伝搬環境を再現している。
アンリツは2022年11月、5G(第5世代移動通信)ミリ波2 AoA(2 Angle of Arrival)RRM試験に対応したチャンバー「CATR Anechoic Chamber 2 MA8172B」を開発したと発表した。
5Gミリ波向け試験対応チャンバー「CATR Anechoic Chamber 2 MA8172B」 出所:アンリツ
同製品は、従来品の「CATR Anechoic Chamber MA8172A」をベースとし、3GPP規格に準拠した2基の基地局と携帯端末が通信する電波伝搬環境を再現した。同社の5G NR向け自動試験システム「ME7873NR」に用いることで、ミリ波帯を含めた5G NRのRF試験およびRRM試験に対応可能となる。
2基の基地局間角度を任意に変更可能で、認証試験のみならず、研究開発などにも使用できる。また、新規購入に加えて、MA8172Aからのアップグレードも可能だ。
FR2(ミリ波)対応の端末は、FR2 RRMコンフォーマンステストでの認証が求められているが、本製品はGCF(Global Certification Forum)認証のFR2 RRM認証を取得している。
- 動作温度45℃に対応した1310nm帯半導体光増幅器
アンリツは、中心波長1310nmで動作温度45℃に対応した半導体光増幅器「AA3T115FYB」の販売を開始した。高利得、低偏波依存利得が特長で、データセンターネットワークに使用する光トランシーバーなどに適する。
- クロックリカバリーレンジ拡張オプション
アンリツは、同社の測定器「BERTWave MP2110A」の25Gクロックリカバリーレンジ拡張オプション「MP2110A-059」の販売を開始した。クロック信号を用いずに、64GFC PAM4光モジュールの光波形を評価できる。
- 車載レーダー用テストシステム対応オプション
ローデ・シュワルツ・ジャパンは、同社の車載レーダー用テストシステム「R&S ATS1500C」の拡張機能として、「R&S ARC-TEMP温度試験オプション」「R&S ARC-FX90汎用フィードアンテナ」を追加した。
- 最大出力25mW、センシング用1550nm帯SLD光源
アンリツは、1550nm帯スーパールミネッセントダイオード光源を発売した。ファイバー出力3mWおよび25mWの2製品を用意し、光干渉断層計、半導体製造装置用の位置決め装置、光ファイバージャイロなどに適している。
- スペクトラムアナライザーの概要と種類
今回は、無線通信機などの高周波を取り扱う機器の開発、生産、保守の現場では必須の測定器、スペクトラムアナライザーについて解説を行う。
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