232層TLC NAND採用データセンター向けSSD : マイクロン Micron 6500 ION NVMe SSD、Micron XTR NVMe SSD
マイクロンテクノロジーは、2種のデータセンター向けSSDを発表した。TLC NANDフラッシュを採用した「Micron 6500 ION NVMe SSD」と、大量書き込みに対応する「Micron XTR NVMe SSD」となる。
マイクロンテクノロジーは2023年5月、データセンター向けSSD「Micron 6500 ION NVMe SSD」「Micron XTR NVMe SSD」を発表した。
左=Micron 6500 ION NVMe SSD/右=Micron XTR NVMe SSD 出所:マイクロンテクノロジー
Micron 6500 ION NVMe SSDは、同社の232層TLC NANDフラッシュを採用。容量は30.72Tバイトとなる。
同社によると、Solidigmの30.72TバイトSSD「D5-P5316」と比較して、平均読み取りレイテンシーが34%、シーケンシャル書き込みが58%、4Kバイトランダム読み取りIOPSが最大62%向上した。また、価格をQLC SSD並みに抑えている。
Micron XTR NVMe SSDは、キャッシング向けのSSDだ。ランダムDWPD(1日当たりのドライブ書き込み)が最大35、シーケンシャルDWPDが最大60となっている。
容量は、960Gバイトと1.92Tバイトの2種類を用意した。キャッシング階層、ログおよびジャーナル、書き込みバッファ、オンライントランザクション処理のワークロードといった大量書き込みでの用途に適する。
Micron 6500 ION NVMe SSDは、フォームファクターをU.3(15mm)とE1.L(9.5mm)から選択可能。Micron XTR NVMe SSDは、U.3(15mm)のみの提供となる。
前世代比2倍の性能、PCIe4.0対応のNVMe SSD
キオクシアは、ハイパースケールデータセンターやエンタープライズサーバ向けのNVMe SSD「KIOXIA XD7P」シリーズを発表した。EDSFF E1.Sフォームファクターを採用し、容量は最大7.68Tバイトを予定している。
PCIe 5.0対応のエンタープライズ向けNVMe SSD
キオクシアは、次世代高速インタフェースのPCIe 5.0に対応したエンタープライズ向けNVMe SSD「KIOXIA CM7」シリーズを、一部顧客へサンプル出荷する。容量は、E3.Sのフォームファクターの場合で最大15.36Tバイトとなる。
3D TLC NAND搭載のNVMe PCIe-SSD
スイスビットは、NVMe PCIe-SSD「N-30m2」シリーズを発表した。産業グレードの3D TLC NANDフラッシュを採用しており、ストレージ容量は240G〜3840Gバイトから選択できる。
PCIe 4.0対応のクライアントSSD
キオクシアは、PCIe 4.0に対応したクライアントSSD「KIOXIA XG8」シリーズの評価用サンプルを、PC OEM顧客に向けて出荷開始した。容量は512G〜4096Gバイトとなっている。
PCIe Gen 5対応SSDコントローラー
マイクロチップ・テクノロジーは、PCIe Gen 5エンタープライズSSDコントローラー「Flashtec NVMe 4016」を発表した。プログラマブルNANDフラッシュチャンネルを16基搭載し、「Flashtec」シリーズでは初めてPCIeリンク暗号に対応している。
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