ams OSRAMは、各LEDの測定データにリンクした、個別IDを提供する。LEDパッケージ上の2次元コードが、各LED製造時に測定した色度座標や順電圧、光度などのデータにリンクする。
ams OSRAMは2024年3月、DMC(データマトリクスコード)を用いて、各LEDの測定データにリンクした個別IDを提供すると発表した。同社の車載用LED「OSIRE E5515」「OSIRE E3323」で、既にDMCの提供を開始している。
個別IDは、LEDパッケージ上に印刷された2次元コードをスキャナーで読み取ることで、得られる。同コードは、それぞれのLED製造時に測定した2種の電流値での色度座標や順電圧、光度などのデータにリンクしている。この電流設定により、セットメーカーにデイモードとナイトモードの幅広い調光オプションを提供する。
DMCを用いることで、光学性能の校正作業の容易化や生産工程の簡素化が可能となる。DMCはOSIRE E5515およびOSIRE E3323の全ての個別LEDに印刷されるものの、ユーザーはデータ利用の有無を選択できる。
同社は今後、他の「OSIRE」ファミリーにもDMCを適用する計画を明らかにしている。
汎用性が高い1.4mm角の小型LEDチップ
IEC 60601-2-47準拠、低ノイズのバイタルサイン測定用AFE
赤/緑/赤外のマルチLEDパッケージ、放射強度が約40%向上
フラット型パッケージを採用した赤/緑/青色LED
3D照明やアニメ効果も実現、透過性の高い車載用照明技術Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
記事ランキング