マイクロチップ・テクノロジーは、宇宙グレードの耐放射線絶縁型50W DC-DCパワーコンバーター「LE50-28」ファミリーを発表した。シングル出力、トリプル出力を備える3.3〜28Vまでの9種を提供する。
マイクロチップ・テクノロジーは2024年5月、耐放射線絶縁型50W DC-DCパワーコンバーター「LE50-28」ファミリーを発表した。シングル出力、トリプル出力ともに、既に販売を開始している。
LE50-28は、50kradの吸収線量(TID)と、37MeV/(mg/cm2)の線エネルギー付与(LET)でのシングルイベント効果(SEE)ラッチアップ耐性を備えるなど、宇宙グレードの放射線耐性を有する。
EMI(電磁干渉)フィルターが付属していて、搭載機器に必要な電圧範囲をもとに、シングル出力またはトリプル出力を備える3.3〜28Vの9種から選択して、設計を容易にカスタマイズできる。柔軟性にも優れ、最大4つのパワーコンバーターを並列接続して200W出力に構成可能だ。
また、28Vバスシステムに対応。同社のFPGA「PolarFire」やマイクロコントローラー、モーター制御センサー「LX7720-RT」と統合することで、信頼性の高い耐放射線電源ソリューションとなり、システムレベルの開発に活用できる。
MIL-STD-461規格のほか、MIL-STD-883、MIL-STD-202に準拠している。
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