コンガテックは、「Intel Atom x7000RE」または「インテル Core i3」プロセッサを備えた、産業用途向けのSMARCモジュール「conga-SA8」を発表した。前世代品の2倍となる8個のプロセッサコアを備える。
コンガテックは2024年4月、「Intel Atom x7000RE」または「インテル Core i3」プロセッサを備えた、産業用SMARCモジュール「conga-SA8」を提供すると発表した。
conga-SA8は、前世代品の2倍となる8個のプロセッサコアを備える。新たにAI(人工知能)機能を採用していて、「インテルAVX2(Advanced Vector Extensions 2)」や「インテルVNNI(Vector Neural Network Instructions)」命令セットを使用できる。
搭載したインテル第12世代UHD GPUおよびCPUは、いずれもINT8ディープラーニング推論プロセッシングに対応しており、グラフィック処理が高速化。前世代品と比較して、オブジェクト認識が最大6倍高速化している。
Wi-Fi 6Eのほか、Wi-Fi経由のTSNにも対応していて、規定のスループットを有する決定論的ワイヤレス接続が可能になる。
同モジュールは、最大16Gバイト、4800Mトランスファー/秒のLPDDR5 DRAMや最大256GバイトのeMMC 5.1フラッシュメモリを備える。UHDグラフィックスは最大32の実行ユニットを搭載し、最大3つの独立した4Kディスプレイに対応できる。
インタフェースは、2.5ギガビット/秒のイーサネット、USB 3.2 Gen 2、SATA Gen 3、PCIe Gen 3、I2C、UART、SPI、GPIOなどを搭載。OSは、Windows 11 IoT Enterprise、Windows 10 IoT Enterprise 2021 LTSC、LTS Linuxに対応している。
ラインアップは、搭載プロセッサが「インテル Core i3-N305」「Intel Atom x7835RE」「Intel Atom x7433RE」「Intel Atom x7425E」の4種類。動作温度範囲は、インテル Core i3-N305およびIntel Atom x7425E搭載品が0〜+60℃、Intel Atom x7835REおよびx7433RE搭載品が−40〜+85℃となっている。
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