ピカリング インタフェースは、多チャンネルのPXIマイクロ波マルチプレクサモジュール「40-788」「42-788」シリーズを発表した。8GHz〜40GHzの帯域幅に対応している。
ピカリング インタフェースは2024年5月、多チャンネルのPXIマイクロ波マルチプレクサモジュール「40-788」「42-788」シリーズを発表した。Radiall製の機械式マイクロ波スイッチをベースとしている。
両シリーズは、8GHz〜40GHzの帯域幅を選択でき、50Ω信号のスイッチングに適している。シングルもしくはデュアルのSP8T、SP10T、SP12Tマルチプレクサを用いたスイッチング構成が可能で、複雑なマイクロ波スイッチングネットワークの構築に対応する。
試験システムの健全性モニタリング向けに、スイッチサイクルカウント機能を採用した。チャンネル当たりのオペレーション数を把握し、使用頻度が高いチャンネルを使用頻度が低いパスに置き換えることで、摩耗プロセスを管理できる。
パネルに実装したマルチプレクサは、シングルで4スロット、デュアルで6スロットを占有する。リモートマウントオプションを用いることで、各スイッチとコントロールモジュールを2本の1.5mケーブルで接続できる。
帯域幅に応じて、高性能SMAやSMA 2.9、N型コネクターを用いた接続が可能。RFやマイクロ波用途向けに相互接続ケーブルも提供する。
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