ピカリング インタフェースは、同社のPXIモジュールやLXIモジュールをシミュレートできる、ハードウェアおよびソフトウェアのシミュレーションツールを発表した。
ピカリング インタフェースは2023年2月、同社のPXIモジュールやLXIモジュールをシミュレートできる、ハードウェアおよびソフトウェアのシミュレーションツールを発表した。物理的なハードウェアがない状態でも、アプリケーションを設計して開発することが可能になる。
同ツールを用いることで、既存のウォーターフォール型開発プロセスを短縮し、一度に複数の開発工程を完了できる。また、開発プロセスの初期段階で、機器やテストソフトウェアの予備検証が実施可能となる。物理コンポーネントを用いずにシミュレーションすることで、検証中のテストシステムハードウェアの損傷リスクも抑制できる。
ソフトウェアのシミュレーションツールのうち、「PXIシミュレーションソフトウェア」は、同社のPXI標準ドライバーをインストールすることで入手できる。また、「LXIシミュレーションソフトウェア」は、スタンドアロンのWindowsアプリケーションとなっていて、同社のWebサイトからダウンロード可能だ。
ハードウェア向けの「LXIシミュレーションツール」は、プラグアンドプレイに対応。電源およびイーサネットケーブルをつなぎ、同社のドライバーを無償でダウンロード、インストールしてテスト対象の同社モジュールを選択することで、シミュレーションを実施できる。また、コードを書き換えることで、さまざまなモジュールを容易にシミュレートできる。同ハードウェアツールは、同社のWebサイトにて注文を受け付けている。
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